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「志」入試って何だ? 神戸大が導入、国立なのにセンター試験不要

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イメージ画像 | PresidentKUMA via Getty Images
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神戸大学は1月20日に行った学長定例記者会見で、センター試験を利用しない「『志』特別入試」と名付けた新しいAO入試を2019年度の入学試験から導入すると発表した。

ハフィントンポストでは、これまでの知識・技能中心の評価ではなく、思考力や判断力といった多面的な評価基準で選抜をするという「志」特別入試の詳しい内容や、導入に至った背景について神戸大学にメール取材を行った。

■「志」特別入試、どんな内容?

神戸大学側から提供された資料によると、「志」特別入試では受験生の『志望理由』や『活動歴』をはじめ、専門分野に関わる『適性』や『学力』を有しているかを総合的に評価していくという。『基礎的学力』も総合問題によって測るが、センター試験は課さない。

神戸大学はこれまでも一部の学部(※)でAO入試を実施していたが、センター試験を課していた。

「志」特別入試は文学・国際人間科学・法学・医学・工学・農学・海事科学の7学部で実施され、定員は計48人。

選抜は2段階にかけて実施される。9月下旬の「第1次選抜」では、書類審査・総合問題やレポート提出を課す模擬講義が行われる。10月下旬には面接や小論文などの「最終選抜」を実施。合格発表はセンター試験前の11月下旬を予定している。

神戸大学公式サイトによると2017年度にAO入試が行われた学部と募集人員は以下の通り。
国際人間科学部(41人)、医学部(10人)、海事科学部(10人)

■「志」特別入試、導入の背景は...

センター試験を利用しないAO入試は、同大学にとっては極めて異例だ。導入を決定した背景や展望について、同大学の学務部担当者は下記のように回答した。

——「志」特別入試の導入に至った背景を教えてください。

2015年1月、文部科学省によって「高大接続改革実行プラン」が発表され、大学入試はこれまでの「知識」「技能」中心の評価から、「思考力」「判断力」「表現力」や「主体性」「多様性」「協働性」といった多面的・総合的評価の導入が求められています。

わかりやすく言いますと、これまでの筆記による学力試験だけではなく、受賞・留学・ボランティアなどの活動歴や志望理由等も評価に活用しましょうという状況です。

一方、現在行われている大学入試センター試験は、2020年度入試分をもって廃止されます。新たに大学入学希望者学力評価テスト(仮称)の導入が決まっていますが、詳細はいまだに公表されておりません。

こういった状況の中で、神戸大学では入試改革に際し、すでに廃止が決まっている大学入試センター試験を活用せず、本学のアドミッションセンタ-を有効に活用し、受験者一人一人の活動歴や志望理由等を丁寧に評価し、文系・理系に応じた模擬講義・レポート、総合問題等を課した第1次選抜を実施します。

第1次選抜合格者に対し、それぞれ目指す学部・学科に特化した適正を見極め、専門分野にかかる学力を有しているか総合的に判断します。

——「志」特別入試でどのような学生による出願を期待していますか?

本学に入学し、
「先端研究を深めたい!」
「グローバル社会の中で、世界的諸課題の解決に貢献したい!」
というような、積極性のある生徒さんにチャレンジして頂きたいと望んでおります。


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