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「この世界の片隅に」片渕須直監督、ブルーリボン賞監督賞に アニメ映画で初

2017年01月25日 21時00分 JST | 更新 2017年01月25日 21時09分 JST
Yuriko Izutani / HuffPost Japan

在京スポーツ紙7氏による東京映画記者会が主催する「第59回ブルーリボン賞」が1月25日、発表され、監督賞は「この世界の片隅に」の片渕須直監督が選ばれた。授賞式は2月8日、東京・内幸町のイイノホール。

サンスポによると、アニメーション映画の監督が受賞するのは初めて。これを受けて、片渕監督は「感謝しています。題材が実写映画に近いのかな」と喜びを語ったという。

同作品は制作費の一部をクラウドファンディングで集め、制作時点から完成を待ち望む声が挙がっていた。

2016年11月12日の封切り時点で、上映館は63館のみでスタートしたが、「感動した」と絶賛する声がSNSなどの口コミで広がり、上映館は徐々に拡大し、現在は198館まで増えた。1月22日までの累計動員は110万人、累計興収は15億円を突破する異例のヒットを続けている。

映画専門雑誌「キネマ旬報」が選ぶ2016年のベスト・テンで、アニメ作品では1988年の「となりのトトロ」以来となる日本映画の作品賞を獲得している。また、片渕監督はアニメ作品では史上初となる日本映画監督賞も受賞している。

同作品は戦時中の広島県呉市を舞台に、前向きさを失わず、たくましく「普通に」生きた主人公「すず」とその家族を描いた作品。すずの声を女優・のんさん(能年玲奈から改名)が演じたことでも話題となっている。

公開前のハフィントンポストのインタビューで、片渕監督は、「爆弾の落ち方も含めて、克明にとか緻密にとかにとどまらず、その日のお天気とかまで含めて本当にこうだったっていう通りに描こうと思ったんですよ。すると、僕らが図らずも自然と、そこであっただろう戦争の姿がみえてきて、それが日常を脅かす姿もみえてくるはず」と話していた。

また、大きな話題になっていることについては、「内心、大人向けのアニメーション映画を見たいって思う人が多かったんじゃないかな、って気がするんです」と語った。

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