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三浦朱門さん、91歳で死去  文化庁長官の時代に「強姦する体力がないのは...」で物議

2017年02月05日 01時34分 JST
時事通信社

作家で文化庁長官を務めた三浦朱門(みうら・しゅもん)さんが2月3日、91歳で亡くなった。NHKニュースなどが報じた。

大正15年(1926年)、東京都生まれ。産経ニュースによると、「朱門」の名前はイタリア文学者だった父・三浦逸雄氏が十二使徒の一人、シモン・ペテロから付けたという。旧制高知高校を経て、東大文学部卒。

時事ドットコムによると、1950年に同人誌「新思潮」に参加、曽野綾子さんと出会い3年後に結婚した。夫婦共にカトリック信徒。小島信夫、阿川弘之、遠藤周作らと共に「第三の新人」と呼ばれた。代表作は、戦後の日本社会を描いた「箱庭」や「武蔵野インディアン」など。


■雑誌への寄稿が問題視された過去も

1985年、中曽根内閣で文化庁長官になった。朝日新聞によると、在任当時「女性を強姦するのは紳士として恥ずべきことだが、強姦する体力がないのは男として恥ずべきこと」「レイプ犯人が……貞操についてルーズな思想の持ち主を襲ってくれればよいのです」などと雑誌に寄稿していたことが国会で問題視された。同年6月20日、参院の文教委員会で社会党の粕谷照美議員から「国連婦人の10年の最終年というのに、極めて残念。国連の場に出るのも恥ずかしい」などと厳しい批判を受けた。

これに対し、三浦さんは「売文業者として一種のだじゃれのつもりだったが、いろいろな点において書き間違った部分がある」と、30分にわたって反省の弁を述べていたという。

三浦さんは、2015年春ごろから様々な機能障害を見せるようになり、妻の曽野綾子さんが在宅介護を続けていたという。


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