全米が熱狂! アメフトの祭典「スーパーボウル」を楽しむ9つのポイント

アメフトってよく分からないからいいや…というあなたもちょっと待って。簡単なルールやポイントさえ押さえれば、初めて見る人でもきっと試合を楽しめるはず。
September 29, 2013 in Atlanta, Georgia. (Photo by Scott Cunningham/Getty Images)
September 29, 2013 in Atlanta, Georgia. (Photo by Scott Cunningham/Getty Images)
Scott Cunningham via Getty Images

ついに始まる、アメフトの頂点決定戦「スーパーボウル」!

アメリカのプロリーグ(NFL)のシーズンを締めくくる試合。リーグ戦とプレーオフのトーナメントを勝ち抜いた2チームがぶつかり合う、日本の野球で言えば日本シリーズ最終戦です。

アメフトってよく分からないからいいや...というあなたもちょっと待って。簡単なルールやポイントさえ押さえれば、初めて見る人でもきっと試合を楽しめるはず。

今年はテレビの前で、アメリカの国民的イベント「スーパーボウル」の熱狂を味わってみよう!

1. ボールは投げるときと、持って走るときがある

アメフトの基本は、ボールを100ヤード先(約91メートル)のゴールまで持っていくこと。

そのために、味方同士でボールを投げてキャッチしたり、ボールを抱えて走ったりしています。(ちなみに、ゴールが近いと蹴ってゴールポストに入れることも)

2. プレーがちょくちょく止まる理由

もう一つ押さえておきたいのが、「ボール(もしくはボールを持っている選手の膝)が地面についたら一旦ストップする」という決まり。つまり、笛がなってからボールが地面に着くまでが1プレー。アメフトではこれを「ダウン」と呼びます。

短い時は本当に1秒くらいで1ダウンが終わるのでびっくりする人もいるかもしれませんが、それは野球やバレーボールのように1回1回プレーを区切っているからなのです。

3. 攻撃のルールは「4プレーまでに10ヤード進むこと」

オフェンスのチームは、この4プレーのうちに10ヤード(約9.1m)進まないと攻守交代になってしまいます。

4回かけてじわじわ進む戦略もあれば、1回でぽーんと10ヤード以上進むこともあります。いま何プレー目なのか、いつも画面に表示が出てるので心配しないで。

4. オフェンスとディフェンスでメンバーが違う

グリーンベイ・パッカーズのオフェンスチーム(左)と、ダラス・カウボーイズのディフェンスチーム(右)

アメフトの大きな特徴は、一つのチームの中でもオフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)の選手がはっきり分かれていること。

試合中、攻守交代が起こる度に同じチームでも選手が総入れ替えします。オフェンスの時はオフェンス担当の選手が、ディフェンスの時はディフェンス担当の選手がそれぞれフィールドでプレーするのです。

とりあえず、ボールを持っている方がオフェンスと覚えてけば問題ナシ。

5. アメフト選手はみんな横にでかいわけじゃない

アメフト選手=体がでかい。それは確かにまあ間違っていないのですが、実はポジションによってかなり求められる体型が違います。

例えば、真ん中に写っている、前線に立って敵とぶつかる人(ライン)は体重勝負!な体型。彼らの作る「壁」がチーム全体を支えているといっても過言ではありません。

その一方で、ボールを投げる人(QB)やキャッチする人(レシーバー)は俊敏さを求められるため、いわゆる「細マッチョ」体型であることも多いのです。

6. タッチダウン(ゴール)のあとに追加ポイントのチャンス

得点は簡単。100ヤード持って行ったら「タッチダウン」。これが6ポイント。そのあとに追加ポイントのチャンスがあります。ボールを蹴ってゴールポストを通過させたら1点が、プレーでもう一度ゴールまで持っていくことができれば2点が追加でもらえます。

ちなみに、タッチダウンではなく「フィールドゴール」(つまりキック)でゴール地点まで持っていくこともあるのですが、これは3点しか入らないので基本的にはタッチダウンを目指すことが多くなります。

7. スーパーボウルの日は町から人が消える(ガチ)

NFLの最高峰を決める試合、その名も「スーパーボウル」。テレビ中継はアメリカだけでも毎年1億人が視聴していて、もちろん視聴率も毎年ナンバーワンの座に輝いています。

スーパーボウルが行われる日は「スーパー・サンデー」と呼ばれ、試合放送中は全米の街中から人が消えることでも有名。みんなピザやチキン片手に、熱狂して勝負の行方を追っているみたい。

8. ハーフタイムショーも見所!!

2013年にパフォーマンスを務めたビヨンセ

スーパーボウルは、試合だけでなく、ハーフタイムに行われる豪華なショーも毎年話題!

これまでには、マイケル・ジャクソンやビヨンセ、ポール・マッカートニーなど世界的スターが出演し、数多の試合を盛り上げてきました。

試合前の国家独唱にも一流歌手が登場するなど、エンタメ面でも見逃せません。

9. 企業もめっちゃ本気

試合・ハーフタイムショーと並んでみんなが楽しみにしているのはCM。

アメリカ人の約半数が見るというスーパーボウルでは、スポンサーもかなり力をいれて新作を作ってきます。残念ながら日本ではアメリカのCMが放映されないのですが、最近ではYouTubeなどでも公式チャンネルが事前に特集ページを組むなど大盛り上がり。

スーパーボウルで、一緒に盛り上がろう!

▼スーパーボウル2016ハーフタイムショー(画像集)▼

スーパーボウル2016ハーフタイムショー

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