カルロス・ゴーン氏、日産自動車の社長退任

「この18年間育ててきた日産のマネジメント層には、同社の事業および戦略的な目標を達成する上で求められる能力と経験があると信じています」
時事通信社

日産自動車は2月23日、カルロス・ゴーン氏がCEOと社長を退任し、後任として共同最高経営責任者(CEO)の西川広人氏が就任すると発表した。4月1日付け。ゴーン氏は代表権のある会長に専念する。

日産の発表によると、この人事は、ルノー・日産に新たに三菱自動車が加わり、自動車業界でトップレベルの規模となった同社で、ゴーン氏のマネジメント体制を受けて計画されたもの。

発表でのゴーン氏のコメントは以下の通り。

この18年間育ててきた日産のマネジメント層には、同社の事業および戦略的な目標を達成する上で求められる能力と経験があると信じています。

先に三菱自動車の取締役会長に就任したこと、そして次の日産の定時株主総会の開催を控えていることから、今こそ、西川 廣人氏に日産のCEO職を引き継ぐのに適切な時期であると判断しました。私は引き続き日産の取締役会長として、またルノー・日産・三菱自動車のアライアンスの枠組みの中で、監督・指導を行っていきます。この変更により、私はアライアンスの戦略面および事業上の進化により多くの時間と労力をかけ、パートナー各社に、アライアンスの持つ規模による競争優位性をいかんなく享受させることができます。

今後も、アライアンスの進化・拡大をサポートし、時・場所を問わず、必要とされるときはいつでもパートナー各社の役に立てるよう、サポートしていくことを固くお約束します。

役員体制の変更について - 日産自動車ニュースルームより 2016/2/23)

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