ドイツでは、難民への襲撃事件が毎日10件起きている

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ドイツ内務省は2月26日、難民や収容施設への襲撃が2016年に3500件以上発生したと発表した。

ドイツのメディア「ドイチェ・ヴェレ」によると、ドイツ内務省は報告書で、襲撃の多くは難民と難民を収容する施設、難民ボランティアやボランティア団体が標的で、暴行は1日約10件に達したと明らかにした。

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イランからの難民が花を抱え、ドイツのケルンで2016年1月22日に起きた暴力に抗議デモに参加した。

3500件のうち、2455件は個人が標的で、988件は収容施設、217件は組織やボランティアが標的となった。その結果560人の難民が負傷し、うち43人は子どもだった。

「ドイツに保護を求める人々への襲撃や、救援活動従事者への襲撃は、全てのドイツ人への襲撃であるとともに、我が国の開かれた自由な社会への襲撃だ」と、ハイコ・マス内務大臣は2月26日、ドイツ語でツイートし、被害者数を紹介した。

国連の統計によると、世界中の難民の半数以上は、シリア、アフガニスタン、ソマリアから来ている。

ドイツでの襲撃件数が増加した要因として、ドイツがここ数年で受け入れた難民の数に関連している可能性がある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の最新の報告書によると、ドイツが2015年に受理した新規亡命申請数は44万1900件で世界最多だった。これは前年の2倍で、8年連続で増加している。しかし、それ以後ドイツは難民受け入れを厳格化しており、難民の一部をギリシャに送還するとしている。

他にも、ドイツでの襲撃事件が増加していることがわかる統計がある。2016年に公表された人権団体アムネスティ・インターナショナルの報告書によると、難民と保護施設に対する襲撃は2015年に約2100件と急増している。収容施設への襲撃は、2013年に比べ2015年には16倍に増えた。

この問題は、警察が「人種差別的な暴力が疑われる事件に関し、迅速、適切、綿密で効果的な捜査」をしていないことと、「ヘイトクライムを分類するドイツの法体系の複雑さ」にも原因があると、アムネスティ・インターナショナルは指摘している

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。


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