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セッションズ司法長官、大統領選中のロシアとの接触認める 辞任は否定

2017年03月04日 02時15分 JST
NICHOLAS KAMM via Getty Images
US Attorney General Jeff Sessions speaks during a press conference at the US Justice Department on March 2, 2017, in Washington DC. Sessions announced Thursday that he would recuse himself from any investigations into President Donald Trump's 2016 election campaign. But after receiving a strong endorsement from Trump, Sessions did not bow to pressure to step down over charges he lied to Congress about his contacts with the Russian ambassador before the election. / AFP PHOTO / Nicholas Kamm (Photo credit should read NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images)

アメリカのジェフ・セッションズ司法長官は3月2日の記者会見で、2016年の大統領選にロシアの干渉があったかどうかに関して司法省が行うあらゆる調査から外れると表明した。ドナルド・トランプ氏の選挙陣営とロシア当局のつながりの有無を調べる調査もすべて同じ扱いとなる。

セッションズ氏は、2016年の大統領選でドナルド・トランプ氏の陣営の主要メンバーだったが、セルゲイ・キスリャク選挙戦中に駐米ロシア大使と2回にわたって面会していたと、ワシントンポストが3月1日報じた。

セッションズ氏は1月10日、司法長官の指名承認公聴会で「ロシア側といかなる情報のやり取りもしていない」と、ロシアとの接触を否定していたため、偽証罪の疑いがあるという指摘も出ている。セッションズ氏に対して、超党派の議員たちからロシアに関連する調査への関与を控えるよう求める声が高まっていた。

「どんな形であれ、アメリカ大統領選挙に少しでも関係がある現在進行中の捜査、そして今後の捜査に、私は今後関与しないと決めた」と、セッションズ長官は司法省での記者会見で語った。「この発表は、調査が行われている、あるいは今後の調査の可能性があることを認めたものではない」

一方でセッションズ氏は、「大統領選に関する話はしておらず、公聴会でも誠実に答えた」と、長官の辞任は否定した。

今後は調査を進めるため、ダナ・ボエンテ司法長官代行に決定権が委ねられる。トランプ氏が任命したロッド・ローゼンスタイン常任司法副長官が7日、ボエンテ氏の指名承認公聴会を開催する。

ワシントンポストによると、セッションズ長官がロシアのキスリャク大使と面会したのは、2016年7月の共和党全国大会の場で、2度目は9月に上院のセッションズ議員のオフィスだったという。ワシントンポストの報道についてセッションズ氏は「トランプ陣営の代表としてではなく、上院軍事委員会のメンバーとして面会したのであり、職務の一環だった」と述べた。

セッションズ氏は2日の会見で、ロシア大使と9月8日に面会した件について尋ねられると、「特別な話は一切していない」とし、話題に上がったのはテロとウクライナ問題だったと答えた。

「政治的な話をした覚えは一切ない」と、セッションズ長官は語った。さらに、キスリャク大使から昼食を取りながらもっと話をしようと誘われたが断ったと付け加えた。「各国の大使は常にいろいろな場所で情報を集めているものだ」

トランプ氏は2日、声明でセッションズ長官が調査への関与を控える必要はないという考えを示し、セッションズ氏に「全幅の」信頼を置いていると述べた。しかしワシントンポストによると、トランプ氏がセッションズ氏とキスリャク大使が面会した事実を、1日夜に初めて知ったという。

セッションズ氏が指名承認公聴会で誠実に証言したと信じられるかと聞かれると、トランプ大統領は「おそらくそうしたと思う」と答えた。

セッションズ氏は会見で、公聴会の証言について質問されると、「ロシア大使との面会について質問され驚いた」と答えた。「今になって思えば、落ち着いて話をし、『確かにロシア大使と1度は会っています』と言うべきだったと思う」と釈明した。

司法省の調査に関与しないと決めた理由は、「自分が関わった選挙活動の調査に関与すべきでないからだ」と答えた。

セッションズ氏が出した声明の全文は以下の通り。

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司法長官への指名手続きの過程で、私は上院司法委員会に対して、『私が自分の公平性に対する疑いが合理的に認められる特定の事案が発生したとしたら、司法省の倫理担当高官と協議し、最も適切な関与の仕方を決めることになる』と告げている。

この数週間、私は司法省の高官たちと面会し、アメリカ大統領選挙に関するあらゆる事案から関与を控えるべきかどうか協議した。

本日、面会が終了したので、アメリカ合衆国大統領選挙に、少しでもいかなる形であれ関係がある現在進行中または将来の捜査に、私が関与することは控えることを決定した。

そういった案件に関して私は、事案が存在する限りは一切行動を起こしていない。

この発表は、調査が行われている、あるいは今後の調査の可能性があることを認めたものではない

司法省の引継ぎ規則に従い、臨時司法副長官兼バージニア州東部地区担当連邦検事ダナ・ボエンテ氏が、事案が存在する限り、私が関与を控えるあらゆる案件に関して司法長官としての職務を果たすことになる。

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ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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