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たばこの禁煙規制、火災や失踪リスクも? 高齢者施設の協議会の意見が切実すぎる

2017年03月03日 16時04分 JST | 更新 2017年03月03日 16時04分 JST
Bloomberg via Getty Images
A man smokes in a designated smoking area in Tokyo, Japan, on Wednesday, Sept. 30, 2015. Japan Tobacco Inc. fell to the lowest in six months after agreeing to pay about $5 billion for the international rights to Reynolds American Inc's Natural American Spirit division. Photographer: Akio Kon/Bloomberg via Getty Images

受動喫煙対策として、厚生労働省が飲食店や病院などでの禁煙規制を示した法案の原案を公表し、禁煙に向けた法整備や議論が盛んになっている。そんな中、とある団体の規制に対する意見が切実すぎると、Twitter上で話題になっている。

話題となっているのは、高齢者、障害者施設の支援などをする全国社会福祉協議会の意見。産経新聞が、2月15日で開かれた厚労省案を議論する自民党の厚労部会での発言として、協議会側が「高齢者施設などで一律に建物内禁煙とすると、失踪や火災などのリスクが高まる」と話したと報じた

Twitterの利用者が、この社会福祉協議会の意見について「たばこ規制に反対する理由が切実で泣ける」とコメントすると、高齢者施設における禁煙規制について議論となった。

協議会の主張について、「お年寄りはたばこ好きだもんね」「現場の声を反映している。たばこは苦手だけど、現場は実際にこのトラブルがある」と理解を示す声が上がった。

さらに、「すごく分かる。これ以上福祉関係者の仕事を増やせというのか」「利用者が喫煙所以外で吸うと、ついて行かないといけないから現場のスタッフが1人減る」と、施設側の負担を心配する意見も出た。

「隠れて吸うか抜け出して吸うことになる。可燃物の多い場所だと火災の危険が高まり、抜け出して帰ってこれなくなったら失踪になる」と規制による悪影響を懸念する人や、「建物内を全面禁煙にするなら、喫煙室を別に作らないと危ない」と、喫煙室の必要性を訴える意見もあった。

厚労省が3月1日に公表した原案では、高齢者・障害者施設は「建物内の禁煙」に分類され、喫煙室の設置も認められない。そのため、たばこを吸うために施設の外などに移動する必要がある。

社会福祉協議会は3日、ハフィントンポストの取材に対し、「隠れて喫煙することで、火の不始末が起きる可能性が高まる」と主張。原案に意見が反映されなかったことについて、「リスクが高いことを認識してもらい、規制が始まるまでに、喫煙室の設置を認めるように引き続き呼び掛けていく」と話した。


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