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南アフリカでナイジェリア人襲撃相次ぐ 外国人嫌悪、反移民の感情が渦巻く

2017年03月20日 22時52分 JST | 更新 2017年03月20日 22時52分 JST
Gallo Images via Getty Images
PRETORIA, SOUTH AFRICA FEBRUARY 24: (SOUTH AFRICA OUT): Protesters and police clash during the Foreign March where South Africans from different areas protested against illegal immigrants on February 24, 2017 in Pretoria, South Africa. Police fired rubber bullets and stun grenades to control the situation. (Photo by Alet Pretorius/Gallo Images/Getty Images)

南アフリカで頻発しているナイジェリア人への襲撃事件について、両国政府は3月18日、問題解決のための新しい機関を設立することで合意した

ナイジェリア政府は南アフリカで最近頻発している外国人嫌悪(ゼノフォビア)の襲撃事件の原因究明と解決のため、政府高官の代表団を派遣していた。

ジェフリー・オンエマ外相とアブドゥルラフマン・ベロ・ダンバザウ内相らナイジェリア代表団は7日、南アフリカのマイテ・ヌコアナ=マシャバネ国際関係相、マルシ・ギガバ自治相と会談し、両国間に緊張を生んでいる課題について南アフリカの首都プレトリアにある国際関係省本庁で行われた。

オンエマ外相はナイジェリアの首都アブジャの外務省でダンバザウ内相とともに会見し、南アフリカ政府との協議の結果、ゼノフォビアに対する具体的な対策を講じることで一致したという。

2015年4月には南アフリカの東部にあるダーバンで、ナイジェリア人を標的とする襲撃事件が相次ぎ、7人が死亡した。両国をめぐる状況が既に沸点に達しているなか、ヨハネスブルグと首都プレトリアを中心として新たな襲撃事件が起きたことから、ナイジェリアは今回、南アフリカに対策を求めていた。

南アフリカ政府は襲撃事件について、窃盗などの犯罪か、あるいは犯罪者に対する地域社会の反感から生じた事件で、標的となった犯罪者がたまたまナイジェリア人であった可能性もあるとの見解を示した。

ナイジェリアは、これまで南アフリカ国内で多くのナイジェリア人が襲撃され、殺害されたと訴えた。ナイジェリアでは多くの団体が、国内で事業を展開する携帯電話会社「MTN」などの南ア企業に営業を停止するよう求めた。

ナイジェリア当局は外国人嫌悪の襲撃事件に関する協議のため、南アフリカに高官を派遣するよう呼びかけたが、南アフリカ側は拒否した。

南アフリカ国際関係協力省は12日に発表した声明で、ナイジェリア代表団との会談は「南アフリカとナイジェリアの定期外交交渉の一部であり、両国の関係強化、および深化に向けたものである」と述べた。

2月下旬、プレトリアの住民が移民に抗議するデモは、無秩序な暴動に発展した。

南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領は、プレトリアのデモは外国人嫌悪による活動ではなく、犯罪に対する怒りから生じたものだとコメントした。

プレトリアでの暴動では、数十人が逮捕された。プレトリアがあるハウテン州のデビッド・マクラ州知事は、外国人差別反対を訴えた。

「あらゆる地域社会の指導者たちと、すべての政党に呼びかけます。外国籍の人々に対する無分別な暴力行為に対して立ち上がり、非難の声を上げましょう。ゼノフォビアに反対するあらゆる意見に耳を傾けなければなりません。かつて大勢の外国人が殺害され、強制退去させられた歴史を繰り返すことは許されません。堂々と意見を述べましょう」と、マクラ知事は述べた。

ハフィントンポスト・南アフリカ版はプレトリアの反移民デモの様子を撮影した

ハフィントンポスト・南アフリカ版より翻訳・加筆しました。

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南アフリカの反ナイジェリア人デモ

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南アフリカの極端な格差が一目で分かる航空写真