クラウディア・カルディナーレの太ももを細く加工 カンヌ映画祭のポスターに批判殺到

クラウディア・カルディナーレの写真の、加工のビフォー・アフターが一目瞭然となるツールも。

2017年のカンヌ国際映画祭のオフィシャルポスターに使われている、イタリアの女優、クラウディア・カルディナーレさんの写真について、太ももや腕などが細く加工されたのでは?との疑惑が持ち上がり、批判が殺到している。

この元になった写真は、1959年にローマで撮影された写真だった。

クラウディア・カルディナーレさんはチュニジア生まれ。1960~70年代、フェデリコ・フェリーニ監督の「8½」、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」などに出演し、ヨーロッパ映画界の伝説の大スターとして人気を博した。現在は78歳。

ポスターが発表されると、フランスの国内メディアがこの疑惑を批判的に取り上げた。

左派のリベラシオンは「彼女は一回転しただけでドレスのサイズを落とした」と皮肉まじりに紹介。

ルモンドは、スライドツールを使用して、画像加工のビフォー・アフターが一目瞭然となるツールを提供している。それによると、確かに太ももや腕が細くなり、足が長くなっているように見える。

ツイッターでも批判的な声が上がっている。

何故、クラウディア・カルディナーレの全然別の身体が必要だったの?

カンヌ映画祭の公式ポスターのため、クラウディア・カルディナーレの美しい、フォトショップによるバカげた身体の加工に、とてもがっかりした。

しかし、クラウディア自身は、AFPの取材に対して以下のような声明を発表した。

「完成したアートワークにコメントすべきとは思わない。間違った情報によるコメントが多すぎる。ポスターは私を表現することから超越し、ダンスや飛翔を表現している。施された加工は、その効果をより強調するためのものだ。軽やかで、私を夢のキャラクターへと転換している。これは昇華だ」

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