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サンクトペテルブルクの地下鉄テロ事件、容疑者はキルギス出身 死者は14人に

2017年04月05日 00時14分 JST | 更新 2017年04月05日 00時14分 JST

ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄で4月3日に発生した爆発事件で、ロシアの情報機関はキルギス生まれのロシア人アクバルジョン・ジャリロフ容疑者(22)による自爆テロと発表した。

この事件でこれまで14人が死亡、50人以上が負傷した。

ジャリロフ容疑者とみられる実行犯は、3日14時30分ごろ、センナヤ広場駅から技術大学駅に向かう地下鉄の車内で釘爆弾を爆発させた。

キルギスの治安当局は爆弾テロの容疑者を1995年オシ生まれのアクバルジョン・ジャリロフと断定

ロシア当局、「自爆犯」はキルギス出身のロシア人アクバルジョン・アクラムジャノビチ・ジャリロフと報じる

爆破事件は自爆テロと考えられていたが、ジャリロフ容疑者が自爆死したのか、爆発を逃れて逃走したのかははっきりしていない。

爆発から2時間後、ロシアの国家テロ対策委員会が蜂起広場駅で別の爆発物を発見し、不発処理をした。蜂起広場駅は2つの地下鉄の路線が交わるほか、モスクワ行きの列車も停車する乗り換えの要所だ。

発見された爆弾は消火器に偽装した作りで、 中には榴散弾が詰まっており、爆発の大きさは、最初に爆発した爆弾の3倍の威力だった。

捜査当局関係者は匿名で、「爆発事件の容疑者は、地下鉄で自爆する前により大きな爆弾をボスタニヤ広場駅にも仕掛けておいたと思われる」とインタファクス通信に語った。

ジャリロフ容疑者はキルギス第二の都市オシで生まれ、イスラム過激派とのつながりがあったとみられる。

技術大学駅でサンクトペテルブルグ地下鉄爆発事件の犠牲者を偲び献花するロシアのウラジーミル・プーチン大統領。MIKHAIL KLIMENTYEV VIA GETTY IMAGES

サンクトペテルブルクでは、地下鉄のシステム全体を閉鎖し避難したが、約6時間後に一部で運行が再開された。

過去20年間、ロシアの列車や飛行機は頻繁にイスラム武装勢力によるとみられる攻撃の標的となっていた。

ロシア南部のボルゴグラードでは2013年10月21日、バス車内で自爆テロが発生し、7人が死亡した。12月29日には、地下鉄とバスで相次いで自爆テロが発生し、34人が死亡した。

首都モスクワでは2010年3月29日、地下鉄サコーリニチェスカヤ線ルビャンカ駅とパルク・クリトゥーリ駅で相次いで自爆テロが発生し、40人が死亡、100人が負傷した。

ドナルド・トランプ大統領は「攻撃に対応し、また犯人を司法の場に引きずり出すため、アメリカ政府は全面的に支援する」と語った。

3日夜、プーチン大統領は、技術大学駅の入り口付近に簡易的に設置された追悼会場を訪問する人々の列に加わった。

ハフィントンポストUK版より翻訳・加筆しました。

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ロシアの地下鉄で爆発

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サンクトペテルブルク地下鉄爆発、テロ容疑で捜査 死者11人に