京唄子さん89歳で死去 上方演芸の殿堂入り

京唄子さんは故・鳳啓助さんとの夫婦漫才コンビ「唄子・啓助」の活躍などで知られる。
時事通信社

漫才師・女優などとして活躍した京唄子さんが4月6日、亡くなったとNHKなどが報じた。89歳だった。

京唄子さんは1927年(昭和2年)7月12日生まれ。故・鳳啓助さんとの漫才コンビ「唄子・啓助」として活躍した。

その後、フジテレビの「おもろい夫婦」の司会などでも人気を博し、TBS系人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」では女優としても活躍した。

2008年には、大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)による「上方演芸の殿堂入り」表彰を「唄子・啓助」として果たしている

ハフィントンポストでは詳細が判明次第、情報をアップデートします。

■腰椎圧迫骨折で舞台降板も

京唄子さんは2009年、81歳の時に、腰椎圧迫骨折のために公演を降板。その後は表舞台に姿を見せる機会は減っていた。日刊スポーツによると、当時、車イスで会見に出席し「芸能生活64年、まさか自分がこんなことになるとは思ってもみなかった」と涙で謝罪、リハビリをしながら舞台復帰を目指すとしていた。

2016年5月には、京唄子さんらが所属していたこともある老舗芸能事務所の「さち子プロ」(東京都新宿区、小川幸子代表)が5月18日に東京地裁から破産手続き開始の決定を受けたことを帝国データバンクなどが発表していた

さち子プロは、1967年設立の老舗芸能プロダクション。演劇興業の企画・制作を手がけるほか、過去には京唄子さんや、漫才トリオ「かしまし娘」の正司照枝さん、正司花江さん、女優の浅茅陽子さん、俳優の芦屋小雁さんなど30人程度のタレントが所属していた。

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