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Facebookに殺人動画の事件で遺族は「シェアしないで」 投稿した容疑者は、未だ捜索中

2017年04月19日 01時15分 JST | 更新 2017年04月19日 01時55分 JST
Facebook

アメリカ連邦捜査局(FBI)は4月17日、オハイオ州クリーブランド市内に住む男性を銃殺する動画をFacebookに投稿した男の捜査範囲を全米に拡大したと発表した。

スティーブ・スティーブンス容疑者(37)は16日午後2時頃、ロバート・ゴッドウィン・シニアさん(74)を銃殺するなどの過重殺人の容疑で指名手配されている。ゴッドウィンさんは、家族で開いたイースターの集まりから、歩いて帰宅途中だった。警察によると、スティーブンス容疑者がゴッドウィンさんを撃った動機は不明だという。

殺人の容疑者、スティーブ・スティーブンスの指名手配写真

「連邦政府、州政府、地方自治体で連携し、スティーブンス容疑者の発見に全力を尽くしている」と、FBIのクリーブランド支局を管轄するスティーブン・アンソニー特別捜査官は17日の記者会見で述べた。「この人物は明らかに武装しており、危険だ」

全力を挙げて捜査しているが、今のところ成果は上がっていない。

「率直に言って、現時点で容疑者の居所はつかめていない」と、アンソニー氏は述べた。「近くにいるかもしれないし、はるか彼方かもしれないし、その中間かもしれない」

警察によると、スティーブンス容疑者が最後に目撃されたのは、射殺現場で、クリーブランド市の北東、州間高速道路90号線(I-90)のちょうど北側だという。

アンソニー捜査官は「ありとあらゆるリソースや手段」を駆使して捜査しており、範囲はクリーブランド市内だけでなく、全米の至る所が対象になっていると述べた。

連邦保安官局オハイオ州担当ピート・エリオット保安官は、徹底的な捜査により、スティーブンス容疑者の逮捕にこぎつけるとの見解を示した。

「我々は徹底して、この容疑者を追い詰めていくことになる」と、エリオット氏は述べた。

クリーブランド警察署のカルバン・ウィリアムズ署長はスティーブンス容疑者に自首するよう、17日午後の記者会見の場で訴えた。

「スティーブンス容疑者を逮捕するために全米で動いている。我々はあらゆる手段をいとわない」と、ウィリアムズ署長は述べた。

連邦当局はスティーブンス容疑者の逮捕につながる情報に対して、5万ドル(約550万円)の懸賞金を提示している。

ジャクソン市長「スティーブ・スティーブンス容疑者の逮捕につながる情報に対しては、アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)、FBI、クライムストッパーズ(アメリカの犯罪者追跡チャリティー団体)より最大5万ドルの報奨金が支払われる」

ウィリアムズ署長は17日午前、多数の手がかりを元に前夜に搜索を行ったが成果はなかったとした。市民に対しても、スティーブンス容疑者を見かけたら地元や連邦政府の通報用ホットラインに通報するよう訴えた。

「容疑者をかばっていたり、かばっていると思っているなら、大間違いだ」とウィリアムズ署長は述べた。「容疑者を救う唯一の方法は、捜査が大々的に進行中であることを教え、コミュニケーションをとったり、説得して自首させることだ」

ウィリアムズ署長によると、オハイオ州とペンシルバニア州での目撃情報は誤りだったという。銃撃事件以来信ぴょう性のある目撃情報は出ていないと、所長は述べた。

スティーブンス容疑者には犯罪歴がなく、当局によると、面識がなかったと思われるゴッドウィンさんに発砲する明確な動機もないという。既に削除された、スティーブンス容疑者が自分のFacebookページに投稿した動画の中では、車を運転しながらある女性に対する不満を述べている。ゴッドウィンさんを見かけると、停車して、しばらく話をするが、その間女性の名前を口にしている。スティーブンス容疑者はその後発砲した。ゴッドウィンさんはその場で死亡した。

事件発覚後しばらくして削除された、容疑者の別のFacebook投稿では、スティーブンス容疑者は以前に他にも人を殺した経験があると書き込んであった。警察によると、容疑者の主張には信ぴょう性がなく、余罪に関する情報はないという。

Their beloved father, and grandfather murdered in a horrific random attack in Cleveland. The family is spreading a message of forgiveness to the suspect. It's what their dad taught them: to forgive.

Posted by Fox 8 News on Monday, 17 April 2017

家族によると、ゴッドウィンさんは子供が9人、孫が14人おり、「お金なら全て渡してしまう」タイプの人だったという。

身内によると、信仰心の篤いゴッドウィンさんは「赦しの力」を力説する人だったので、自分たちも容疑者に救いの手を差し伸べるという。

「私たちは容疑者を赦します。赦すことが、正しい行いだからです。父はいつもそうするよう教えてくれていました」と、ゴッドウィンさんの娘トニヤ・ゴッドウィン=ベインズさんは、地元クリーブランドのFOX8ニュースに語った。

「スティーブンスさん、私たちはあなたを赦します。しかし、お願いですから自首してください」と、涙ながらにベインズさんは語った。

家族はゴッドウィンさんの死に対して一般市民の関心が高まっていることを認め、殺害の様子を映した動画をシェアしないよう求めた。さらにGoFundMeなどのクラウドファンディングサイトでゴッドウィンさんの名前を使い募金口座が開設されているが、許可はしていないと注意を喚起した。

ウィリアムズ署長によると、ゴッドウィンさんの家族は警察を通じて自分たちが選んだ募金集めの担当機関を発表するという。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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生放送中に銃撃

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