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反原発活動の中止を要請 福井県「美観上好ましくない」などの苦情受け

2017年04月22日 17時39分 JST | 更新 2017年04月23日 16時49分 JST

福井県が県庁前で反原発のアピール活動をしている市民団体に対し、活動を自粛するよう文章で要請したことが分かった。4月21日、毎日新聞などが報じた。市民団体の4人はこの日、活動の自由が制限されるおそれがあるとして、公開質問状を県に提出した。

朝日新聞デジタルによると、県側は3月31日、活動後のメンバーに文書を手渡した。文章には要請の理由として、「活動の音量が大きくて不快」「横断幕やのぼりは美観上好ましくない」「通行の妨げ」といった苦情が県に寄せられているためとの内容が書かれていた。NHKニュースによると県に寄せられた苦情は10件だった。

県庁前では、原発に反対する市民団体が2012年7月から約4年8カ月にわたり、県公安委員会の許可を得た上でデモを続けてきた。市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」の若泉政人さんはハフィントンポストの取材に対し、県からの文書について「県がこのような要請をするなど信じられない思い。市民による活動が萎縮してしまいかねない」などと述べた。

市民団体側は「警察から許可を得ているのにおかしい」と抗議。公開質問状では、活動を控えるよう求める県からの依頼は、県の担当部署の業務に含まれるのかなどを聞いている。

NHKニュースによると、県財産活用推進課の大川淳一郎課長は「景観がすぐれないという意見にも耳を傾け、活動を控えてもらえるよう理解を求めていきたい」と話した。