「私に悪口した人を許してほしい」 ラーメン店で"ファッキンコリアン"と罵倒された韓国人が訴える

京都市内のラーメン店で韓国人男性が「ファッキンコリアン」と、男性客が罵倒される様子を撮影した動画が、日韓で問題視されている。

京都市内のラーメン店で韓国人男性が「ファッキンコリアン」と、男性客に罵倒される様子が動画で拡散し、日韓で問題視されている。

罵倒されたのは、BJ(ネットで生放送をする人)として知られるユ・ミンソンさん。4月末、スマートフォンで自撮りしながら夜の京都を散歩する様子を韓国の「アフリカTV」でネット中継していた。

ラーメン店を覗くミンソンさん

放送開始から3時間9分が経過したころ、ミンソンさんはラーメン店を覗いて「居酒屋ですか?」と尋ねた。すると店内から「違います」という声があった。ミンソンさんが「それでは食堂?」と確認すると、客の男性が店から出てきて、次のように言い放った。

「何?ファッキンコリアンやねん。ゴーアウト」

この差別的な発言にミンソンさんが「はは…」と苦笑すると「はは、ちゃうねん。アホ」と言い捨てた。この様子が数分の動画に切り出されて拡散した

韓国では中央日報ソウル新聞などが、この動画を報じて、大きな話題になっている。日本でもスポーツ報知や日本テレビ系の「スッキリ!!」が取り上げた。

京都の街を歩くミンソンさん

ミンソンさんはMBSニュースの取材に対し、以下のようにコメントしている。

「これまで出会ったのはいい日本人が多かった。1人の個人によって、自国のイメージが変わることがあるということを皆に知ってほしい。今後も、韓国と日本がもっと友好関係になれるよう努めたいです。日本の方には、私に悪口した人を許してほしい」

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