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端午の節句、「しょうぶ湯」の起源とは?

2017年05月05日 20時18分 JST

5月5日の端午の節句は、その時期に栄える菖蒲をふんだんに用いることから、「菖蒲の節句」とも呼ばれる。行事の一つとして、子どもたちの健康を願って菖蒲の葉を入れて沸かした「しょうぶ湯」が、毎年全国の銭湯や温泉で楽しまれている。

■起源は室町時代?邪気を払って無病息災

コトバンクによると、菖蒲は、サイトモ科の多年草で、長さ約70センチほどに成長する植物。さわやかな香りが特徴で、薬草として効能があり、根茎が漢方で健胃薬にも用いられる。

古くから邪気を払うと信じられ、葉や根を刻んで入れたしょうぶ湯に浸かることで、無病息災を願う風習が続いている。しょうぶ湯は室町時代から始まったとされる説があり、5月5日に入るようになったのは、江戸時代の中期からと言われている

お湯に入れる以外にも、軒に飾ったり枕の下に敷いて眠ったりするなど、端午の節句に心身を清める目的で広く使われている。

東京都浴場組合によると、「しょうぶ」という読みを、武道を重んじるという意味の「尚武」にかけて、端午の節句に男の子の成長を祝う行事に用いられるようになったとされている。

5月5日に合わせて、全国各地の温泉や銭湯で、しょうぶ湯が振る舞われた。尼崎市の温泉施設は、伝統的な銭湯を身近に感じてもらおうと毎年実施。徳島県那賀町の温泉施設では、近くの農家が提供した150本の菖蒲が、湯船に浮かべられた

小学生に足を運んでもらいたいと、TwitterやFacebookには全国の浴場組合や入浴施設が「しょうぶ湯」をPRする投稿が相次いだ。