プーチン氏、次期大統領選の出馬について明言避ける。他候補の動向見極めか 人気は高く

投稿日: 更新:
PUTIN BEIJING
記者の質問に答えるプーチン大統領=5月15日、北京 | POOL New / Reuters
印刷

ロシアのプーチン大統領は5月15日、ロシア大統領選(2018年3月)出馬の有無について、答えるのは時期尚早との考えを示し、明言を避けた。ロシア国営のノーボスチ通信がこの日報じた。プーチン氏は首相時代も含めれば20年ほど最高権力の座にいることになるが、国民からの人気は依然高く、出馬すれば最有力候補となるのは確実だ。

「大統領選の出馬について答える時期になったのではないか」。5月15日、北京で開かれていた「シルクロード経済圏構想(一帯一路)」国際会議の記者会見で、記者の一人がこうプーチン大統領に質問した。プーチン氏は述べたのは一言だけだった。「ニエット(いいえ)」

大統領選まで10カ月に迫ったが、プーチン氏は今のところ態度を明らかにしていない。立候補を目指すほかの政治家らの動向を見極めるなどしているとみられる。

プーチン氏は任期満了を迎えれば通算14年間大統領を務めることになる。首相も計5年経験しており、20年近く最高権力の座にいる。前回選からは大統領任期も4年から6年に延長され、政権の長期化に閉塞感を訴える声もあるが、国民からの支持は厚い。ロシアの世論調査機関「レバダセンター」の最新の調査によると、大統領選で投票する候補としてプーチン氏を挙げた人は54%で最多。立候補が予想されるほかの人たちは10%台以下と、有力対抗馬は不在だ。

プーチン氏の仕事ぶりも国民から評価されている。もう一つの世論調査機関「全ロシア世論調査センター」の4月の調査では、プーチン氏の仕事に賛同すると答えた人が調査対象者の8割にのぼった。

ロシアでは大統領の連続3選は禁止されている。プーチン氏は2期目が終わった2008年、いったん首相に転身。代わりに、側近のメドベージェフ氏が大統領に就任した。だが、2012年の前回選では、「連続」の規定を回避する形で大統領に復帰。首相にはメドベージェフ氏が就任し、「キャスリング(チェスでキングとルークを入れ替える特殊な一手)」人事で権力を維持してきた。

メドベージェフ氏が大統領に復帰する可能性が取りざたされることもあったが、メドベージェフ氏は最近、巨額の不正蓄財疑惑が発覚し、支持率は急速に低下している。ほかに有力な後継者は見当たらないことから、プーチン氏の「続投」が現実味を帯びている。

▼プーチン大統領の画像集が開きます

Close
プーチン大統領の活躍
/
シェア
ツイート
AD
この記事をシェア:
閉じる
現在のスライド

(スライドショーが見られない方はこちらへ)