田中真紀子さん、父・角栄を語った自著を音読。「私のどら声でも聞いてもらえるなら」

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MAKIKO TANAKA
音読の準備をする田中真紀子さん。大学時代は劇団員だったが「もっと朗読の練習をしておけば」と笑う=新宿区の点字図書館 | 朝日新聞社提供
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父・角栄の姿を「どら声」で音読 田中真紀子氏

 元衆院議員の田中真紀子さん(73)が、目が不自由な人のために著書を音読し録音図書づくりをしている。父の角栄元首相について娘の視点からつづった最新刊「父と私」で、「私のどら声でも聞いてもらえるならば」とマイクに向かっている。

 「オーイ、マコスケいるか?」。日本点字図書館(新宿区)のスタジオに独特の声が響く。著書が出版された3月の末から月2回ほどのペースで録音している。

 真紀子さんは27年前にも著書の朗読を引き受けており、今回も図書館からの依頼を快諾した。「母は子どもの時から片耳が不自由で楽しみが限られていた。アナウンサーなら上手に読めるが、美声であれば良いってもんじゃない」

 視覚に障害のある人向けに1万7千以上の録音図書を保有する点字図書館。年間600冊ほどを録音しているが、過去に黒柳徹子さんらが自らの著書を朗読したケースがあるものの、本人の音読はまれだという。点字図書館の田中徹二理事長は「録音には相当な時間がかかるが、やはりご本人の朗読は別物」と話す。

(朝日新聞デジタル 2017年05月20日 05時05分)
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