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トランプ大統領、特別検察官の任命は「我々の国の利益を損ねる」

2017年05月19日 16時23分 JST
BRENDAN SMIALOWSKI via Getty Images
US President Donald Trump listens during a press conference with Colombia's President Juan Manuel Santos in the East Room of the White House May 18, 2017 in Washington, DC. / AFP PHOTO / Brendan Smialowski (Photo credit should read BRENDAN SMIALOWSKI/AFP/Getty Images)

アメリカのドナルド・トランプ大統領は5月18日、元FBI長官のジェームズ・コミー氏に捜査の中止を要請したことを否定し、2016年の大統領選でロシアが介入した問題を捜査する特別検察官の任命は、「アメリカの情勢を悪化させている」と述べた。

トランプ氏は元FBI長官のロバート・ミュラー氏がロシアの介入問題を捜査する特別検察官に任命されたことについて初めて公式にコメントを出し、「今回の任命は我々の国の利益を損ねるものだ。なぜならアメリカが分断し、混乱状態にある、まとまらない国家に見せているからだ」と述べた。「我々は今すぐ取り組むべき非常に重要な問題を抱えている。貿易取引、軍事、核開発中止など、そのすべてを今日議論した。こうした問題が、国を分断させている」

「これは楽勝のはずだった選挙で、選挙人団が考えを大幅に変えたことで負けた民主党の言い訳でもある。それがすべてだ」と、トランプ氏は述べた。

トランプ氏はホワイトハウスで開催されたニュース番組のトップキャスターらとの会合の場で発言した。その後、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領との記者会見で、トランプ氏は再び捜査について批判した。

「任命については尊重するが、全体として見れば魔女狩りだ」と、トランプ氏はロシア問題の捜査について述べた。トランプ氏は選挙に勝つためにロシアと共謀したことを否定し、この問題について「うんざりしている」と語った。

「私自身も陣営も共謀したことは一切ないが、私は自分自身に関することしか言えない」と、トランプ氏は述べた。

トランプ氏は連邦議会で弾劾を求める声が増していることについて「まったくばかげている」と述べ、コミー前FBI長官に前国家安全保障担当大統領補佐官マイケル・フリン氏への捜査中止を要請したことを全面的に否定した。9日にコミー氏を解任したトランプ氏は、2月にFBIの長官だったコミー氏と、フリン氏への捜査を中止するよう要請したと報じられている。

共和党のリンゼー・グラム上院議員(サウスカロライナ州)は、17日にモラー氏を指名した司法省のロッド・ローゼンスタイン副長官から非公開のブリーフィングを受けるため連邦議会に現れ、フリン氏の捜査やロシアとトランプ陣営の関係はより深刻だと訴えた。

「これは現在、犯罪捜査と見なされています」と、グラム氏は報道陣に語った。

コミー氏は来週の連邦議会を前に証言することを要請されたが、特別検察官の任命により、公聴会の出席が危うくなる可能性があるとグラム氏は指摘した。

18日遅くに政府は、ニューヨーク・タイムズの報道を否定した。これは、フリン氏がトランプ政権の国家安全保障担当大統領補佐官に任命される前、トルコの代理としてロビー活動をしていた問題について捜査を受けていたことを、トランプ氏の政権移行チームが知っていたという報道だった。

「ニューヨーク・タイムズの記事は完全に間違いだ」と、ホワイトハウスの報道官はNBCに語った。「マイケル・フリン氏も彼の弁護士も、政権移行チームの顧問に対し、選挙中トルコから報酬をもらってロビー活動をしていた件で捜査を受けていることは伝えていない」

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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アメリカ司法省、トランプ氏の大統領選へのロシア介入疑惑の捜査に特別検察官を任命