「みちびき2号」打ち上げ成功 GPSを補完して数センチの誤差に

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H2Aロケット、打ち上げ成功 「みちびき2号」を分離

 GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星「みちびき2号」を載せたH2Aロケット34号機が1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後に衛星を予定通り分離し、打ち上げは成功した。H2Aの成功は28回連続で、成功率は97・1%になった。

 みちびきは日本のほぼ真上(準天頂)から米国のGPSを補う信号を出す衛星。ビルや山などに遮られにくく、GPSと一体で利用すれば、10メートル前後とされる測位の誤差が数センチになるという。打ち上げは2010年9月の1号機以来。今後、約2週間かけて高度3万6千キロ前後の軌道に移る。

 みちびき1機が日本上空にいられるのは1日8時間に限られる。政府は高精度な位置情報を提供する日本版GPSの構築を目指しており、年内に3、4号機を打ち上げて4機体制とし、来年度から24時間使えるようにする計画。内閣府によると、2~4号機の開発と打ち上げの費用は899億円。地上管制システムの開発と運用に1188億円を見込む。(原篤司)

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打ち上げられ、上昇するH2Aロケット34号機=1日午前9時18分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター、朝日新聞社ヘリから、福岡亜純撮影

(朝日新聞デジタル 2017年06月01日 09時57分)
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(朝日新聞社提供)