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女性研修医の自殺「過労が原因」 新潟市民病院の労災を認定

2017年06月01日 14時12分 JST | 更新 2017年06月01日 14時13分 JST
liza5450 via Getty Images
Tired Asian medical doctor isolated on gray background

新潟労働基準監督署は5月31日、新潟市民病院に勤務する女性研修医が2016年1月に自殺したのは過労が原因だったとして、労災を認定した。毎日新聞などが報じた。

労災が認定されたのは研修医だった木元文さん(当時37)で、2015年4月から同病院に勤務。NHKニュースによると、同じ年の秋ごろから「病院に行きたくない」と話すようになった。16年1月24日夜、一人で自宅を出たまま行方がわからなくなり、翌朝近くの公園で遺体で見つかった。

新潟市民病院の担当者はハフポスト日本版の取材に対し、「労使協定では、月の残業時間は50時間程度以内とし、上回った場合も6回までで、最大80時間以内と定めていた」と説明した。

木元さんの勤務実態をめぐっては、遺族や弁護士が木元さんの電子カルテの操作記録などを元に調べたところ、4カ月連続で200時間を超えるなど、毎月120時間以上だったと、NHKニュースが報じた。

このため遺族は2016年8月、長時間の残業による過労が自殺の原因だとして、新潟労働基準監督署に労災の申請をしていた。

木元さんの夫は、毎日新聞の取材に対して「労災認定され安心したが、亡くなった人は戻らない。過労死は病院による殺人に等しい」と話した。

これに対して病院側は、「木元さんが自己申告した残業時間は、月平均で48時間だった」と説明。最も多い月でも、95時間だったと主張している。

病院は6月1日、ハフポスト日本版の取材に対して「労基署から、労災認定の連絡はない。資料提出などの協力したが、どういう判断で認定にいたったのか把握していないのでコメントできない」と話した。


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