室屋義秀「コツがつかめたので3回目も」 2回目の母国優勝を飾ったレッドブルエアレース(会見全文)

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飛行機レースの世界大会「レッドブル・エアレース」第3戦となる千葉大会で6月4日、2年連続の母国優勝を飾った室屋義秀が海浜幕張公園で優勝会見を開いた。多くのマスコミ関係者が詰め寄せる中で、母国優勝について室屋が「コツがつかめたので3回目も」と冗談混じりに話して会場を沸かせた。

会見での記者団とのやり取りは以下の通り。

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優勝を喜ぶ室屋義秀(中央)。左が2位のペトル・コプシュタイン。右が3位のマルティン・ソンカ

——優勝者に対して、これほど多くのマスコミ関係者が囲むのはF1でしか見たことがありません。2日間で会場に集まったファンは9万人になりますが、その前でどうやって集中力を保ったのですか?

我々のチーム、家族、スポンサー、そして日本にレースを持ってきてくれたオーガナイザーにみなさんに感謝を申し上げたいと思います。9万人のファンが来てくださったとのことで、非常に大きなプレッシャーは感じましたが、それをどうとるかは自分次第で。自分にとっては声援で後押ししてくれてると捉えていたので、それがうまく行ったのだと思います。

——前回のサンディエゴ戦に続いて2戦連続での優勝。しかも母国で果たしたことで実現になったかと思いますが、年間総合チャンピオンを狙う自信のほどは?

まだ第3戦が終わったところで、残りの5戦のレースの方がずっと多いのでどうなるか分からない状況です。全部勝てるとは思わないけど、(各試合の)ファイナル4に残っていればポイントは自然とたまっていくので、レースを続けていくことが大事だと思っています。

——母国で2度優勝するのは(2015年に引退した)ポール・ボノム選手以外は誰も達成できなかった快挙です。今のお気持ちを教えてください。

これだけメディアの皆さんに注目していただく中で、パイロットにとっては「ただ飛ぶだけ」というのが理想ではありますけど。こうして(メディアの前で)話すことも、ファンの皆さんに対応することも、大きな役目の一つなので楽しんでやらせてもらってます。ハンドリングしていくのが難しいシチュエーションもありました。ただ2回目うまくいった。コツがつかめたので3回目もうまく行くんじゃないかと思います。

——今日優勝したお気持ちを誰に伝えたいですか?

レースにおいてパイロットはほんのわずかなところしか担ってない。ミスなどあると目立つけど。チームのメカニック、スポンサー、家族など。日本の航空行政の中で開催するのが困難な中、奇跡的に開催されるので、皆さんのおかげで作り上げてきたものだと思います。

——日本のファンや、福島県を拠点に活動されていますが、福島の皆さんへのメッセージを

(福島市にある)「ふくしまスカイパーク」で訓練していて、その成果が出たと思います。今日の勝利はラッキーな部分もあって、ラウンド14では1000分の7秒で僅差の僅差でした。フラップを振ったので、70センチくらい前に出たのかなと。それくらいの差でした。今日の最初の2本は結構ラッキーなところがありました。

——優勝を決めたファイナル4はどんなお気持ちで臨みましたか?

ラウンド8でタイムは良かったですが、あそこまで攻めるとペナルティをもらうので。タイムは出すけどスーパーラップでなくていいだろうという思いで落ち着いて飛びました。

——室屋さんが体型が細くなったり、目つきが優しくなったような気もするんですが、室屋さんの中で何か変わったものがありましたか?

前回のサンディエゴ戦は覚醒していて勝てる気がしていましたが、今回はきわどい戦いで、ミスもある中でラッキーもあって勝ち上がったので、今日の勝利は自分の力だけで勝ったんじゃないなとすごく感じます。そんな中でも勝てたのは底力をたくわえていた部分もありますが、残り5戦は精度を上げていきたいです。

——「室屋選手、優勝おめでとう」という声がTwitterなどネットのSNS上ですごく上がっています。エアレースのネット上での盛り上がりについてどう思いますか?

アナログなんでネットは詳しくないんですが、一応スマホは持ってます。ファンの声がすごく大きいのは感じましたし。表彰式は滑走路の横にある公園でありましたが、ネット上でも多く見てもらいました。ファン層の厚さは感じます。

——ご家族の前で優勝できたことのお気持ちは?

予選とレースデーは多くの方に見ていただくんですけど、365日の積み重ねで、日々の生活が非常に大事です。それを支えてくれるのはチームでもあり家族でもあり、その中で少しでも成果を出せればいいと思っています。日々のサポートに感謝しています。

——最初のフライトと次のフライトはラッキーな部分もありましたが、風が強い難しい中でファイナル4を迎えました。ファイナル4は、どの辺が難しかったですか

風によって非常にコース取りが難しいコンディションではありましたが、最初のプラン通り、あまりスーパーラップを狙わずに確実に飛ぶというラインを選んだので、それが最終的に勝利につながったと思っています。


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