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G7で「議論に進展」「望みは十分にある」...仏マクロン大統領の「楽観視」虚しく【パリ協定離脱】

2017年06月05日 18時51分 JST | 更新 2017年06月05日 19時18分 JST
POOL New / Reuters
(L-R) Britain's Prime Minister Theresa May, French President Emmanuel Macron and U.S. President Donald Trump arrive to watch an Italian flying squadron as part of activities at the G7 Summit in Taormina, Sicily, Italy, May 26, 2017. REUTERS/Stephane De Sakutin/Pool

"Make our planet great again"(私たちの地球を再び偉大にしよう)。6月1日、トランプ大統領による「パリ協定」からの離脱表明を受けて即座に非難の意向を示したフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、トランプ氏の有名なスローガン"Make America Great Again"をもじって、アメリカ国民にこう呼びかけた。

しかしながら、どこか「先生気取り」のこの発言は、5月26日~27日にかけてイタリア・シチリア島のタオルミーナで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)での、マクロン大統領自身の手ひどい「失敗」を覆い隠そうとするものだとの見方もある。

というのもサミット終了後の記者会見で、トランプ大統領は気候変動問題の重要性を「認識している」としたマクロン氏の評価は、重大な見誤りだったと言わざるを得ないからだ。これはドイツのアンゲラ・メルケル首相とは対照的な見解だった。

記者団の前でこうした「楽観視」は何度も表明された。それはとりわけマクロン氏が、トランプ大統領との会談に「進展」があり、また「パリ協定」を遵守するというアメリカ側の誓いを引き出せる「望みが十分にある」と発言したとき顕著だった。

マクロン氏が何度も口にした希望の言葉も虚しく、案の定、最終的にトランプ大統領は「パリ協定」からのアメリカの離脱を表明。G7サミット前の5月25日には、両大統領にとって初の米仏首脳会談の場が設けられ、そこでもマクロン氏は気候変動問題に関して「性急な判断」をしないようトランプ氏に釘を刺していてたが、その望みは叶わなかった。

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。