トランプ大統領が難民だったら? シリア出身の画家が描いた世界の指導者(画像集)

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ドナルド・トランプ大統領が難民だったらどうなるだろう?



シリア出身の画家、アブダラ・アル・オマリさんは、「弱い立場に置かれる」というタイトルの絵画シリーズで、世界の指導者たちが難民になった姿を描いている。

難民になったトランプ大統領は、睡眠用のマットを背負って子供を腕に抱く。表情は疲れきっている。

「弱い立場に置かれる」シリーズは、現在ドバイのギャラリーで展示会を開催中だ。難民になるのはトランプ大統領だけではない。バラク・オバマ前アメリカ大統領やドイツのメルケル首相といった世界の指導者たちが「権利を奪われ、行き場を失った市民として描かれている」とギャラリーのプレスリリースは伝える。

ロイターによると、オマリさんはシリア内戦が始まった2011年に故郷を逃れ、ベルギーで難民認定された。現在ブリュッセルに住むオマリさんは、2年前からこのシリーズを描き始めた。

「シリアの状況が悪化し、私や同胞のシリア人は故郷を追われました。その経験や怒りに突き動かされて、このシリーズを描き始めたのです。素晴らしい立場にいる人たちが、わたしたちと同じ難民になったらどうなるか見てみたいと思ったのが始まりでした」と、オマリさんはハフポストUS版に語った。



シリア内戦が始まって6年。国連によると、現在500万人以上のシリア人が難民となっている。また、子供を支援する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は、多くの子供たちがメンタルヘルスの問題を抱え、その結果おねしょをする子や自殺しようとする子までいると伝えている

多くの人たちが苦しみを抱えているにも関わらず、シリアの状況は改善の兆しをみせない。

トランプ政権は4月、シリアのアサド政権が化学兵器を使ったと断定し、その対抗措置としてアサド政権の支配下にあるシリアの空軍基地をミサイル攻撃した。この攻撃の後、ロシアはアサド政権への軍事支援を強化すると発表した。

オマリさんの絵の中では、アサド大統領やプーチン大統領も難民だ。

「私は感情的、意識的にシリア問題に関与したいと思っています。私がここで難民として描く指導者たちに、メッセージを伝えなければならないのです。彼らはみな、行き場を失った大勢のシリア人たちに対して、多かれ少なかれ責任があります。絵のなかにある自分の姿を見て、弱い立場に置かれるとはどういうことなのかを、もしかしたら感じてくれるかもしれません」と、オマリさんは語る。

難民になったオバマ前アメリカ大統領



難民になった、トルコのエルドアン大統領



難民になったドイツのメルケル首相



大勢の難民たち。前方にオバマ前大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、メルケル首相、プーチン大統領、ボリス・ジョンソン議員、トランプ大統領、アサド大統領、テレサ・メイ首相の姿が見える



「弱い立場に置かれる」の展覧会は、ギャラリーのウェブサイトで紹介されている。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

▼シリアの子供たち(画像集)▼

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