「共謀罪」法採決に、「強行してでも早く幕引きし、野党に『見せ場』つくらせたくなかったのだろう」と三浦瑠麗氏

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国会議事堂前で「共謀罪」法案に反対する人々=14日夜、東京都千代田区 | 時事通信社
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三浦瑠麗氏「採決急いだのは政権の焦り」 「共謀罪」法

■国際政治学者の三浦瑠麗(るり)氏の話 

 採決を急いだのは政権に焦りがあるからだ。加計学園問題は与党側に分が悪く見える。強行してでも早く幕を引き、野党に「見せ場」をつくらせたくなかったのだろう。

 国会では、「組織的犯罪集団」の定義をもっと議論すべきだった。「一般人」と「その他」を分ける与党の二元論に野党も引っ張られた。「ヤクザに誘われて罪を犯したら一般人にも適用されるのか」と質問した野党議員がいたが、本来は「ヤクザでも更生すれば適用外になるのか」と問いかけるべきだった。

 与野党とも法案の核心を理解しているようには見えない。街の声は「何か与党は感じ悪いけど、テロ対策は必要かな」という感じ。誰にも愛されず、でも何となく必要そうな法案を、嫌われながら成立させる政権がそこそこ支持される。それが日本の今の姿だ。

(朝日新聞デジタル 2017年06月15日 08時35分)
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(朝日新聞社提供)

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