スポンジ・ボブ"人間バージョン"がリアルすぎて面白い?怖い?

カリフォルニア出身の若きアーティストが、スポンジ・ボブとその友達パトリックの「人間バージョン」を考案し、ネット上で話題になっている。

「スポンジ・ボブ、ズボンは四角、スポンジ・ボブ、ズボンは四角、スポンジ・ボブ、ズボンは四角」……。カリフォルニア出身の若きアーティストが、スポンジ・ボブとその友達パトリックの「人間バージョン」を考案し、ネット上で話題になっている。結果はやや衝撃的だ。

作者のミゲル・バスケスさんは21歳。3D表現を専門とする若きクリエーターだ。彼はある「強迫観念」にとりつかれている。フィクションの登場人物をより"リアルに"造り変えずにはいられないのだ。ハフポストUS版のインタビューで語った。

そんなバスケスさんは2016年4月、あるチャレンジをする。アメリカの人気アニメーション番組『スポンジ・ボブ』の主人公であるスポンジ・ボブと、友人でヒトデのパトリック(実物の彼らの姿はページ下に)を、3D彫刻ソフトウェアを使って造り上げてしまったのだ。

アニメーションの登場人物をより"リアルに"再現したいという彼の情熱は、自らインスタグラムに投稿した以下の写真で垣間見ることができる。

「スポンジ・ボブとパトリック」

「ヒューマノイド・スポンジ」

「もうお使いは終わった?」

「パトリック」

「手袋の世界」

しかしバスケスさんは少し後悔しているという。「僕は最初、スポンジ・ボブの顔に穴ではなく、突起物をつけたかったんです。だってあくまで人間として表現するわけですから。でも最終的に穴をあけました」

バスケスさんは次に作品をウェブサイトArtStationに投稿した。反応は賛否両論で、アーティストの独創性とグラフィックの技術を称賛する人もいれば、あの愛らしいスポンジ・ボブと友人のパトリックがこれほどまでに変わってしまったことに驚きを隠せない人もいた。

「何が起こってるかわからないけど、とりあえずママにハグしてもらいたい」

とはいえバスケスさんにとって、目標は達成された。ハフポストUS版のインタビューに語ったところによると、この3D作品はもっぱら自分が楽しむために考案したものだが、見る人を怖がらせることも「計画のうちだった」という。これ以上ない成功という訳だ!

本物のスポンジ・ボブ(右)とパトリック(左)。

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。

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