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「水を求めてミイラ化したカメレオン」で物議。ウソかホントか?

2017年06月26日 14時16分 JST | 更新 2017年06月26日 14時35分 JST

1匹のカメレオンが、あまりにも不遇な運命をたどることになったようだ。Twitter上にその様子を捉えた写真が投稿され、衝撃が広がっている。

写真では、姿をきれいに残したまま干からびたカメレオンが、水栓のハンドルをつかんでいる。その姿が水を求めているように見えて、何とも痛ましい。

ナショナルジオグラフィックによると、ミイラ化したカメレオンは、野生動物の映像を制作しているジャーナリストのジャナキ・レニン氏がインドで目撃。水道のハンドルをつかんだまま息を引き取り、熱帯の太陽によってすぐさまミイラ化したとみられる。

死骸に小さな二つの穴が空いていることから、アリが内臓部分へと入り込み、防腐処理がされたのかもしれない。

アメリカのネットメディア「Seeker」によると、この写真はもともと、レニン氏が6月18日、「カメレオンの悲劇」としてTwitterに投稿。「このカメレオンは何年か前に、この水道から水を飲んだことを覚えていたに違いない。しかし、私たち人間が、水の供給を停止してしまったのだろう」とつづったが、数日後にツイートを削除した。

レニン氏の説明に対して、アメリカ自然史博物館の爬虫両生類学部の主任学芸員のクリストファー・ラックスワーシー氏が異議を唱えている。

Live Scienceの取材に対して、「死んだカメレオンが水道の取手をつかんだままでいるのは不自然だ。干からびて衰弱したカメレオンは、よじ登ったりつかんだりする力はなく、死の間際に地面へ落ちる。誰かが冗談で取っ手の上に置いたか、演出されたものではないか」と疑惑の念を抱いた。

これに対して、レニン氏は疑惑を否定。「毒性のカメレオンなので、地元の人は触ったりしない。私の夫は著名な爬虫両生類学者で、公正な彼の目から見ても、人の手でやるには複雑すぎる」と反論している

このカメレオンの写真は、Twitter上で拡散し、「悲しい」「なにこれ、かわいそう」「死ぬまでこの体勢で水が出るのを待っていたかと思うと...」といった声が広がった。

本当に水を求めて水栓を開けようとしていたのかは分からないが、自然は時にこうした人間の想像を超えた現象を生み出すのかもしれない。

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