バニラエアは「明らかに法に反する」乙武洋匡さんが指摘 車椅子での搭乗拒否問題で

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格安航空のバニラエアで、車椅子の男性の搭乗をめぐってトラブルになったことについて、作家の乙武洋匡さんが6月28日、ハフポスト日本版の取材に対して「明らかに法に反する」 とバニラエアの対応を批判した。

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菅義偉官房長官と会談し、記者団の質問に答える乙武洋匡氏(中央)=2015年12月17日午前、東京・首相官邸


■バニラエア「歩けない人は乗れない」

ANAホールディングス傘下の格安航空「バニラエア」は6月5日、奄美空港で「歩けない人は乗れない」として、下半身不随の木島英登(ひでとう)さんが車椅子に乗った状態で搭乗することを拒否した。

これを受けて木島さんは、車椅子を降りて腕の力でタラップをよじのぼって搭乗。バニラエアは16日、「不快な思いをさせて申し訳なかった」と木島さんに謝罪している。


■乙武洋匡さんが指摘した障害者差別解消法とは?

「五体不満足」などの著作があり、電動車椅子ユーザーである乙武さんは「離島に行く便を予約しようと事前連絡をしたところ、『設備がない』と断られた経験が何度もあります」と別の航空会社での体験をハフポスト日本版に明かした。その上で、今回のバニラエアの対応を「明らかに障害者差別解消法に反するものだ」と批判した。

障害者差別解消法は2016年4月に施行。障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的としている。

乙武さんのコメント全文は以下の通り。


■乙武さんのコメント

今回のバニラ・エアの設備と対応は、明らかに昨年4月から施行された障害者差別解消法に反するものだと言えます。

私も別の航空会社で離島に行く便を予約しようと事前連絡をしたところ、「設備がない」と断られた経験が何度もあります。

健常者の方から見れば「設備がないのだから仕方ないこと」と感じられるかもしれませんが、一車椅子ユーザーとしては、そこに社会との大きな隔絶を感じてしまいます。

今回の騒動を機に、バニラ・エアをはじめとする航空会社だけでなく、すべての事業者が障害者差別解消法を確認し、これまでの商品やサービスが「誰にとっても」利用できるものとなっているか、足りていない点があればどのように補うことができるのかを考えてくださることを望みます。