ICBMとは 北朝鮮が発射して注目されるミサイルについて解説する

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北朝鮮は、7月4日に発射したミサイルはICBMだったと発表した。アメリカも当初は中距離弾道ミサイルとの認識を示していたが、のちにICBMだったことをほぼ認めた。ICBMとはいったいどんなミサイルなのか。

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北朝鮮の弾道ミサイルの射程 出典:防衛省ホームページ

ICBMは、Intercontinental ballistic missileの略語で、大陸間弾道ミサイルと訳す。弾道ミサイルのうち、射程距離が5500キロ以上のものを呼ぶ。

5500キロという規定は、かつて核大国として対立していたアメリカとソ連(今のロシアなど)が、核兵器の削減交渉をした際に決められた。アメリカ北東部とソ連北西部を結んだ距離を基準にしたという。ICBMの射程は通常、8000キロから1万キロ程度になる。

ICBMには核弾頭などが搭載され、はるか遠方の目標を攻撃するための運搬手段としての役割を果たす。

発射場所は、陸上基地や車両、海中の潜水艦がある。車両や潜水艦は移動できるため、衛星などによって発射を察知されることを免れるメリットがある。

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北朝鮮が7月4日、発射に成功したと発表した弾道ミサイルと運搬車両。朝鮮中央通信が配信した

ICBMは複数のロケットによって推進力を得て、ロケットエンジンを切り離しながらいったん宇宙空間(地表より100キロ上空)に飛び出す。

ロケットの燃料終了までは誘導ができるが、その後は弾頭だけが慣性によって飛行。高度1500キロ程度にまで達した後、地上に向けて落下し、大気圏に再突入して目標に向かう。

アメリカはICBMなどの弾道ミサイルを迎撃するシステムの開発を進めているが、ミサイルが落下してくる速度は音速の何倍にもなることから技術的な課題が多い。