胃がん公表の広島カープ・赤松真人、9カ月ぶりチーム合流 「勇気を与えるのが僕の使命」

胃がんの治療を続けていた広島カープの赤松真人外野手(34)が11日、3軍として復帰した。
時事通信社

胃がんの治療を続けていた広島カープの赤松真人外野手(34)が7月11日、9カ月ぶりチームに合流した。日刊スポーツなどが報じた。広島・廿日市市で3軍の練習に参加した。

1月5日に胃がんの摘出手術を行った後は、抗がん剤による治療を行ってきた。「手術をしてから、病気だったんだと思うことはあった。(抗がん剤治療は)本当につらいんですよ。立てないくらい。3日寝込むくらい」と振り返る。

手紙やブログを通じて多くの励ましのメッセージを受け取った。「もちろん(励みに)なりました。特に同じ病気をされてる方、もっと大きい病気をされている方からも手紙をもらった。言ってみれば僕は運動も出来るし食事も出来る状況なので。やらないと逆に失礼だと思うから。僕がしっかり運動をして、回復をして、そういう方々に勇気を与えるのが僕の使命。頑張らないといけない。プロ野球選手にとって、1軍の舞台が一番。そこで活躍するのが目標。ジャンプアップは出来ないけど、1歩1歩頑張っていきたい」と誓った。

胃がん公表の広島赤松、3軍復帰に「勇気を与える」 日刊スポーツより 2017/07/11 13:49)

広島の中国放送(RCC)によると、赤松の公式練習への参加は2016年の日本シリーズ以来、約9カ月ぶり。一時10キロ近く落ちていた体重も手術前と同じくらいにまで戻り、体調も回復した。当面、3軍での調整を進め、まずは2軍への合流をめざす。

赤松は2016年12月に記者会見して胃がんを患っていることを告白、「本当にショック。誰もが自分は(がんに)ならんだろうというのが絶対にある。自分は運動もしているし、規則正しい生活も送っている。こういうのが見つかるとは夢にも思っていなかった」と語っていた

赤松は京都市生まれ。平安(現・龍谷大平安)高校から立命大を経て2004年ドラフト6巡目で阪神に入団。08年1月にFA移籍した新井の人的補償で広島へ移籍。俊足、好守の外野手として10年にゴールデングラブ賞を獲得した

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