がんで亡くなった劉暁波氏が妻に残した最期の言葉とは?

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LIU XIAOBO
旅行先の山東省・青島で記念撮影した劉暁波氏(右)と劉霞氏=2005年、関係者提供 | 朝日新聞社
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「お前はしっかり生きろ」 劉暁波氏、妻への最期の言葉

 ノーベル平和賞受賞者で13日に死去した中国の人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏(61)が妻の劉霞(リウシア)氏(56)に最後に伝えたのは、「お前はしっかり生きなさい」という言葉だった。

 入院先だった遼寧省瀋陽市の中国医科大学付属第一病院が同日深夜開いた記者会見で明らかにした。

 同病院と遼寧省監獄管理局によると、劉氏は今年5月末、服役していた同省内の刑務所で腹部に異常が見つかり、精密検査の結果肝臓がんと判明。6月に同病院に入院したが、劉氏のがんは末期で手術もできず、病状は悪化。今月13日午後5時35分に死去した。

 同病院によると、劉氏は死去する際、妻の劉霞氏に「お前はしっかり生きなさい」と言い残したという。息を引き取る時は劉霞氏や家族らにみとられ、安らかな表情だったとしている。

 劉霞氏は劉氏が入院していた計36日間、毎日夫に付き添い、医師から病状の説明も聞いていたという。

 劉霞氏は劉氏と出国してドイツか米国で治療することを希望していたが、病院側によると、劉氏が息を引き取った後、医療チームの一人一人と握手をして感謝の言葉を述べたという。(瀋陽=平賀拓哉)

(朝日新聞デジタル 2017年07月14日 05時12分)
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