ジョージ・A・ロメロ監督が死去 ゾンビ映画の巨匠、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で原則つくる

ゾンビ映画の巨匠として知られるジョージ・A・ロメロ監督が7月16日、死去した。
Director George A. Romero smiles at a special screening of Universal Pictures'
Director George A. Romero smiles at a special screening of Universal Pictures'
Reuters Photographer / Reuters

ゾンビ映画の巨匠として知られるジョージ・A・ロメロ監督が7月16日、死去した。77歳。肺がんで闘病中だった。ロサンゼルス・タイムズなどが報じた。

ロメロ監督は1940年、ニューヨーク市で生まれた。ホラー映画やマンガのファンだったという。1960年にカーネギーメロン大学の美術学科を卒業した。

1968年に、わずか11万4000ドル(約1280万円)の予算で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生』を制作した。2012年2月28日付朝日新聞によると、ロメロ監督はこの映画で、次のようなゾンビの原則を打ち立てたという。

・ゾンビはブードゥー教由来の伝承。ハイチからアメリカへもたらされた

・ゾンビは人を食う

・かまれるとゾンビになる

・ゾンビは頭を撃たないと止めることができない

1978年には、『ゾンビ』が大ヒット。その後も、『ランド・オブ・ザ・デッド』やスティーブン・キング脚本の『クリープショー』など、数々のホラー作品を制作。“ゾンビ映画の父”とも呼ばれた

ロメロ監督の死に、スティーブン・キング氏は「ジョージのような人は他にはいない」などとツイートした。

ジョージ・ロメロが亡くなった。大好きな協力者、そして素晴らしい昔からの友達のことを聞いて悲しいです。ジョージ、あなたのような人は、他にはいないでしょう。

▼「2017年に亡くなった著名人」画像集が開きます▼

【※】スライドショーが表示されない場合は、こちら

注目記事