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壇蜜の「エロ系」宮城PR動画、奥山恵美子・仙台市長は「品位に欠けると言われてもやむを得ない」と苦言

2017年07月18日 20時13分 JST | 更新 2017年08月21日 10時20分 JST
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宮城県の観光PR動画広告「涼・宮城の夏」に対し、性的な表現が多いと批判の声が挙がっている問題で、仙台市の奥山恵美子市長は7月18日の定例会見で「女性が見て心地よいというか、素直に受け止められるところだけではない」と述べ、動画内容に問題があるとの認識を表明した。

この動画は、宮城県や仙台市、JR東日本などが参加する「仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会」による観光キャンペーン動画。「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」の一環として制作された。

定例記者会見で奥山市長は「私自身は一見した感じとして、いささか男女共同参画という視点からはやや配慮に欠ける部分があったのではないかと思います。決して女性が見て心地よいというか素直に受け止められるところだけではないという印象を持ちました」と、動画を見た感想を語った。

また、自身もこの協議会の「会長職代理者」であることから「全く責任がないわけではない」としつつ「観光動画の作成においてはあまりにも県にお任せしすぎていたという反省は自分自身でも持っています」と話した。

奥山市長は、動画の削除要請などは考えていないとした。一方で、来年度以降は市も含めて協議をすることや、「動画はいささか品位にかけると言われてもやむを得ない部分があったのではないか」などと、県側に伝える意向だという。

どんな動画だった?


問題となった動画は、7月5日からYouTube上にアップされ、その動画が観光キャンペーンのサイトに埋め込まれる形で公開されている。タレントの壇蜜さんが主演し、性的な連想をさせる言葉や唇のアップを挟むなどの性的な表現が連発されているとして批判の対象となった。

動画のストーリーは浦島太郎をモチーフにしたもので、壇蜜が演じる「お蜜」が、夏の暑さに疲れた宮城のゆるキャラ「むすび丸」を竜宮城ではなく「涼・宮城」(涼しい宮城県)に連れて行くところから話が展開する。

「お蜜」は旅の道中、ずんだ餅や牛タンなど、宮城県のアピールポイントをむすび丸に教えていく。しかし、その場面では唇のアップとともに「宮城、行っちゃう?」「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」「肉汁トロットロ、牛のし・た」「え、おかわり?もう〜、欲しがりなんですから」など、性的なメタファーとも取れる表現が繰り返される。

さらには、中盤で登場する亀の頭をなでて「上、乗ってもいいですか」とささやくと、興奮して顔を赤らめた亀が大きくなるという演出も。動画の最後は、壇蜜さんの唇のアップと「あっという間にイケちゃう」という言葉で締めくくられている。

ネット上では、「悪趣味」「税金でつくったと思えない風俗店臭」「表現が18禁」「宮城に行きたくならない」などの批判の声が寄せられている。

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7月5日に開催された記者会見でアピールする村井知事と壇蜜

しかしこの動画について、村井嘉浩・宮城県知事は定例記者会見で記者の質問に「誰も、可もなく不可もなくというようなものは、関心を呼びません。したがって、リスクを負っても皆さんに見ていただくものをと思いました」「私としては面白いと思っている。あれをみて『宮城に行かない』と、そういう感じにはならないのではないか」と、問題がないとの認識を示していた。

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