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2017年07月24日 16時16分 JST | 更新 2017年07月24日 16時33分 JST

【閉会中審査】和泉洋人氏、前川氏呼んだ理由は「私の関心だった」 山本幸三氏は"加計ありき"否定「スピード感を重視」

時事通信社

学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり、衆院予算委員会で7月24日午後に開かれた安倍晋三首相らが出席する閉会中審査で、参考人招致された和泉洋人・首相補佐官は、前川喜平・前文部科学事務次官を呼び出した理由について「地方創生の担当でしたので、私の関心の一つであった」と説明した。

また山本幸三地方創生担当相も、獣医学部の新設は加計学園が前提だったとする疑惑に対して、「加計ありきでない。スピード感を重視した」と反論。宮本徹(共産)議員の質疑に対して答えた。

和泉氏は、2016月9月に前川氏を呼び出した際、国家戦略特区での獣医学部設置の特例について、文部科学省の対応を早くしてほしいと求めた。

内閣府が主導する制度にもかかわらず、首相官邸の和泉氏が関与した理由を宮本氏から問われると、「地方創生の担当でしたので、地方創生の一つの手段として国家戦略特区があると思っています。直接はこの業務は関与していませんが、そういう観点から私の関心で、今の状況をきき、全体としてスピード感を持って取り組むべきだと言ったわけです」と説明した。

この答弁に対して、「安倍首相と話し合いをしたり、意向を忖度したのではないか」と追及されたが、和泉氏は「そのようなことはありません」と否定した。

質疑は、加計学園の選定過程にも及んだ。宮本氏は、2016年11月にパブリックコメントで、「2018年度の開設」との条件が初めて公開されたと指摘。

その際に、「2018年の開設期限をなぜ切るのか、そもそも実現可能な大学が決まっており、形だけの手続きではないか」「準備期間が非常に短期間で、特定な案件に絞り込んだ恣意的な期間設定だ」といった意見が寄せられたことを紹介した。

山本氏は、こうした意見を把握していたことを認めた上で、「加計ありきという感覚で決めたわけではなく、スピード感を重視した」と、加計学園が前提だったとする疑惑を否定。「もっとも早く実現し、効果を検証できる案を考えるのが普通だ」と付け加えた。