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民進党の蓮舫氏、代表辞任で記者から「女性初の首相を目指さないのか?」と問われると...

2017年07月27日 15時46分 JST | 更新 2017年07月27日 19時17分 JST
時事通信社

民進党の蓮舫代表は7月27日午後3時から国会内で記者会見し、「民進党の代表を引く決断をしました」と述べ、党代表を辞任する意向を表明した。この日、臨時で開かれた党執行役員会はこれを了承した。

会見の中で蓮舫氏は、「きのう一日(役員)人事について考えたが、人事ではなく私自身をもう一度見つめ直さなければいけないと思いました」と、辞任に至った経緯を説明した。

蓮舫氏は会見の中で、「攻めの部分はしっかりと行政監視をしてきました。いまの安倍内閣、安倍総理、お友達を見ているかのような政治。やっぱりこれを許してはいけません。えこひいきとか、不平等とか、行政がゆがめられたとか、途中経過が見えないような政治は絶対に許してはいけない」と、安倍政権を批判した。

一方で、「攻めと受け。受けの部分に私は力を十分に出せませんでした。率直に認める」「一議員に戻ります。足りないところをしっかりお補います。努力をしてもっと学んでもっと強くなる。もう一回ゼロに戻って私自身も再スタートする」と、党再生のために身を引く決意を示した。

蓮舫氏は25日の両院議員懇談会では、次期衆院選では参院から衆院へ鞍替え立候補する意向を示していたが、この日の会見では「そのことも含めて、一度立ち止まります。もう一度考えます」と、再考する姿勢を明らかにした。

都議選の結果や二重国籍問題については、辞任の直接的な原因ではないという姿勢を示した。

報道陣から「日本初の女性総理を目指す考えはないのか」と問われると、蓮舫氏は「退く会見でそれに堂々と答える強さはまだ持ち合わせていません」と答えた。

7月25日には「もう1回立ち上がっていきたい」と代表続投を示していたが…


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民進党両院議員懇談会に臨む蓮舫代表(左)と野田佳彦幹事長(7月25日)

民進党は先の都議選で告示前から2議席減の5議席と「惨敗」。都議選は蓮舫氏の地元・東京での戦いだったこともあり、執行部の責任を問う声が噴出。これを受けて、7月25日の両院議員懇談会で、自身の後ろ盾だった野田佳彦幹事長が辞任を表明した。

この時、蓮舫氏は「しっかりと勝てる組織に、皆さんの力をもらい、もう1回立ち上がっていきたい」と述べ、代表続投の姿勢を見せていたが、党内からは都議選の総括のため蓮舫氏の辞任を求める声が止まず、離党について言及する議員もでていた。

圧倒的な支持で代表就任も「二重国籍」問題で二転三転…


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蓮舫氏が公開した台湾当局発行の「国籍喪失許可証書」(左)と戸籍謄本の写し

蓮舫氏は2016年9月、圧倒的支持を得て代表に就任したが、自身が所属するグループの首領で民進党が下野したときの首相だった野田氏を幹事長に起用したことで、党内の反発を招いた。

2月には安倍政権への対立軸として、「2030年に原発をゼロにする」という方針を党の公約に掲げようと試みたが、党内外をまとめきれず撤回に追い込まれた。

2016年に発覚した自身の「二重国籍」問題をめぐっては説明が二転三転し、支持率の低迷を招いた。

都議選後の7月18日、蓮舫氏は台湾籍の放棄を証明する資料として、日本国籍の選択宣言の日付が記された戸籍謄本の一部を公開。その上で日本国籍の取得直後に台湾籍を放棄したと勘違いしていたと謝罪したが、求心力の回復にはつながらなかった。幹事長の後任選定も難航。代表辞任へと至ったようだ。

後任の代表をめぐっては、朝日新聞デジタルが「昨年の代表選で敗れた保守派の前原誠司元外相と、リベラル派から待望論のある枝野幸男元官房長官らが軸になる可能性が高い」と伝えている。

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