「日本ファーストの会」設立、小池百合子氏が講師の政治塾も開催 若狭勝衆院議員「年内に新党結成」

小池百合子氏との関係については「(政治塾の)第1回に来ていただけることから推察していただければ」と述べた。
時事通信社

若狭勝衆院議員が8月7日、国会内で記者会見を開いて、政治団体「日本(にっぽん)ファーストの会」を7月13日付けで設立し代表に就任したと発表した。小池百合子都知事は、9月に開講する政治塾で初回の講師を務める。年内に国政の新党結成を目指しているとし、政界再編への布石となる可能性がある。

小池百合子氏が率いる地域政党「都民ファースト」は、7月の都議選で自民との対決を制し圧勝。若狭氏は自民党に離党届けを出して2016年の都知事選や都議選で小池氏陣営を支援した。今後、小池氏と若狭氏が連携して、国政での政界再編に乗り出す可能性があるとしてその動向が注目されてきた。

若狭氏は記者会見で「輝照塾(きしょうじゅく)」と名付けた政治塾で「将来的には衆院選、参院選に出られる人たちを選んでいく」と述べた。また、塾生を含めて「新しい国政政党をつくっていく」という。

日本ファーストの会を設立した理由として、若狭氏は「都議選と2016年の都知事選で示された有権者の声として、自民、民進でもない政党を有権者が求めているという実感を得た」と説明。受け皿になる政党を目指すとしている。

さらに、「政治のプロだけでなく幅広い人材のもとで(政治が)行われるべき。東京都で示された声を全国から広く集めて、幅広い層で日本を前に進めていく先導役を集める政治塾を開催する」と話した。

小池氏との関係については明言はしなかったが、「(政治塾の)第1回に来ていただけることから推察していただければ」と述べ、連携を進めていくことを匂わせた。

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