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ゼリア新薬の新入社員、研修中に自殺 「いつまで天狗やっている」講師がコメント

2017年08月08日 21時53分 JST | 更新 19時間前

「いつまで天狗」新人研修中に自殺 ゼリア新薬を提訴

 ゼリア新薬工業(東京)の新入社員だった男性(当時22)が新人研修中に自殺し、労災認定されていたことがわかった。男性の両親は8日、ゼリア社と研修の一部を受託したビジネスグランドワークス社(東京)、同社に所属していた講師を相手取り、計約1億500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 男性の父親らが同日、記者会見して明らかにした。労災認定は2015年5月19日付。

 遺族側の代理人弁護士によると、男性は13年4月1日にゼリア社にMR(医薬情報担当者)として入社。新人研修中の翌5月18日に自殺した。

 中央労働基準監督署(東京)は、男性が5月上旬に精神疾患を発症していたと認定。ビジネス社が担当していた4月10~12日の研修で、講師に意に沿わない告白を強要されたことなどの強い心理的負荷が自殺の原因だったとして、労災と認めた。

 男性が書いた研修報告書には、「何バカなことを考えているの」「いつまで天狗(てんぐ)やっている」「目を覚ませ」などの講師のコメントが書かれていたという。

 代理人弁護士によると、新人社員研修を担当した会社を安全配慮義務違反で訴えるのは珍しいという。男性の父親は「新人研修に警鐘を鳴らしたい」と話した。

 ゼリア社は「まだ訴状を見ていないのでコメントできない」、ビジネス社は「当社の研修に落ち度はなかった」としている。(堀内京子)

(朝日新聞デジタル 2017年08月08日 19時41分)

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