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ビリー・ジョエル「ダビデの星」をつけて舞台に立つ

ネオナチに厳しい姿勢をとらないトランプ政権に、抗議のパフォーマンス

2017年08月25日 10時37分 JST | 更新 2017年08月25日 10時41分 JST
Getty Images
(Photo by Myrna M. Suarez/Getty Images)

政治からは距離を置くスタンスをとっていた歌手ビリー・ジョエル。

しかし、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで8月21日に開かれたコンサートで、ネオナチとネオナチに厳しい姿勢を取らないトランプ政権を批判するパフォーマンスをみせ、観客を驚かせた。

ジョエルはコンサートのアンコールで、左胸と背中に黄色の「ダビデの星」がついたジャケットを身につけて舞台に現れた。この星は、ナチス・ドイツがユダヤ人を識別するために彼らの体につけたバッジに酷似している。

ドナルド・トランプ大統領は、8月15日にバージニア州シャーロッツビルで起きた、ネオナチや白人至上主義団体と反対派の衝突で「双方に責任がある」と発言した。

Myrna M. Suarez via Getty Images
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ソーシャルメディア上では「彼はヒーロー」というジョエルを称賛する声が広がっている。また、かつてのパートナーや娘もジョエルの行動を支持するメッセージを送った。

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元妻のケイティー・リー

「元夫ビリー・ジョエルが、マディソン・スクエア・ガーデンのコンサートでダビデの星を身につけた。本当に素晴らしい行動だと思う。こんな方法で自分の意志を表明するなんてすごい。本当に素晴らしい人です。彼はいつも私を刺激する。皆さんにとっても、彼がそういう存在であればいいなと思います」

元妻のクリスティ・ブリンクリー

「ジャケットにつけた黄色の星。 こぶしは、死に至るまであの星をつけた愛する人たちの、痛ましい思い出を握りしめているようだ」「あの悲劇がもう二度と起きないようにするために、大切なことを思い出させてくれてありがとう、ビリー」

娘のアレクサ・レイ・ジョエル「これでこそ、私のパパ!」

ジョエルの両親はユダヤ人だが、ジョエル自身は自らを無神論者だとしている。しかし、ホロコーストはジョエルにとって他人事ではない。アメリカの地方紙「ニューズデイ」によると、ジョエルの祖父はナチスから逃れるために1938年にドイツを離れ、親戚もホロコーストの犠牲になった。

ジョエルはコンサートで、スティーブ・バノンらトランプ政権を去った人たちの画像を流しながら「Goodbye To You」を歌ってトランプ政権を批判した。

ビリー・ジョエルとパティ・スマイスが、トランプ政権のスタッフの写真を流しながら「Goodbye to you」を演奏する。

ジョエルは過去に、政治的な活動をしないと発言している。

6月の「ローリング・ストーン」のインタビューでは、「政治とは距離を置くようにしているんだ。私は普通の市民で、自分の政治的な意見を持つ権利がある。だけど、自分の意見を他の人たちに強要したくはないから」と述べた。そのため、21日のコンサートでのパフォーマンスは、多くの人にとって予想外だっただろう。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。


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