アート&カルチャー

「食べられるブルカ」で固定観念に挑む

真っ赤なお菓子で作ってみたら...

2017年08月24日 18時20分 JST | 更新 2017年08月25日 08時43分 JST

アフガニスタン出身のアメリカ人アーティスト、ベナズ・ババザデさんは、イスラム教徒の女性が体全体を覆う「ブルカ」をテーマに写真を撮っている。

CNNによると、ババザデさんは幼いころ、家族とともにアメリカに移り住み、故郷で女性の誰もがまとっているブルカが必要ないことに驚いた。

自分の心の中の西洋と東洋の対話を形にしたいという願望から、「食べられるブルカ」の制作を思い立った。

アメリカのお菓子が大好きな彼女は、果汁を固めて薄く延ばした「フルーツ・ロールアップ」でブルカを制作。

500本ものフルーツ・ロールアップを使ったブルカは、赤い鮮やかな色合いを表現している。

TEDのYoutubeより
「フルーツ・ロールアップ」でブルカ

グミや綿菓子、ハロウィーンの砂糖菓子でも同じ作業を試みると、アメリカ国内で反響が広がり、イスラム圏の女性がどう見られているかにまで議論が発展した。

2016年にアメリカの講演会運営団体「TED」のイベントに出演した際には、お菓子で作ったブルカを通じて、固定観念に挑む思いを語った。「ブルカは私が愛する母国のシンボルでもあり、私の家族が今も守り続けている文化です」と説明。

「お気に入り」と表現したフルーツ・ロールアップのブルカについて、スタジオでの写真撮影を振り返り、「部屋中が匂いに包まれた。皮膚にくっつくし、みんなの手が自分の肌が触れていました」と話した。