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JAL機が緊急着陸、原因は「バードストライク」ではなかった(UPDATE)

左エンジンから炎、燃料投棄して羽田空港に戻る

2017年09月05日 16時23分 JST | 更新 2017年09月05日 20時58分 JST
Toru Hanai / Reuters
(イメージ写真)羽田空港での日航機=2012年9月

9月5日午前11時過ぎ、羽田空港を離陸したニューヨーク行きの日本航空6便(ボーイング777型)の左翼エンジンにトラブルが発生。同機は羽田空港の管制に緊急事態を宣言し、正午過ぎに羽田空港に緊急着陸した。毎日新聞などが報じた。乗客乗員248人に、けが人はいなかった。

JALの説明では、同機には両翼に1基ずつエンジンがあり、離陸中に左エンジンから炎が上がっているのを管制官が確認した。鳥がエンジンに巻き込まれる「バードストライク」の可能性が高いとみている。

エンジンの1基にトラブルが発生しても飛行に支障はなく、同機は燃料を減らし機体を軽くして着陸時の乗員乗客の安全を確保するため、房総半島沖の上空を3回旋回した後、同空港に着陸した。
 
日航機:エンジンから火、緊急着陸 バードストライクか - 毎日新聞より 2017/09/05 14:33)


上記のように、当初は「バードストライク」の可能性が高いとすると報道があったが、日テレニュースによると、JALがバードストライクが原因ではないと断定した。 JALが調査したところ、機体に鳥の羽や血液などの痕跡がなく、エンジンの不具合など幅広く原因を調べている。

日航機が離陸したC滑走路は、同機の離陸直後に脇の芝生から煙が上がり、安全確認のため午前11時から約2時間閉鎖された

NHKによると、緊急着陸した便に乗っていた57歳の男性は「離陸直後に5回ほど『ガーン』という音と車がわだちに乗り上げたようなかなりの衝撃がありました。機長から『エンジントラブルのため引き返します』というアナウンスがありましたが、バードストライクとはわかりませんでした」などと話したという。

■「バードストライク」が原因の事故も多数

バードストライクとは、野鳥が人工物に衝突する事故のこと。特に離着陸時や飛行中の航空機に衝突することを指す場合が多く、機体に損傷を与えたり、ジェットエンジンに鳥が吸い込まれたりして運航に障害を与えることもある。

コトバンクは「風力発電の拡大に伴い風車への衝突も多発しており、野鳥保護の観点からも問題視されているが、バードストライク全体に対し、決定的な対策法は見つかっていない」と説明している。

東京新聞によると、バードストライクは国内では2016年に1626件発生。引き返したり、目的地を変更したのは22件あった。羽田空港では16年、国内最多の182件のバードストライクが起きたという。

2009年1月にニューヨークのハドソン川に旅客機を不時着させ、乗客乗員155人全員が生還を果たした「ハドソン川の奇跡」で知られる航空トラブルも、バードストライクによるエンジン不具合が原因だった


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