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伊58などと判明。海底に眠る旧日本軍の潜水艦24隻

五島列島沖、船体の引き揚げも検討

2017年09月07日 14時25分 JST | 更新 2017年09月07日 14時41分 JST
朝日新聞社
「伊58」のプロペラとかじ板とみられる部分(長崎県五島列島沖、ラ・プロンジェ深海工学会提供)

伊402・伊58...海底に眠る旧日本軍潜水艦24隻特定

 第2次世界大戦後に長崎県五島列島沖に沈められた旧日本軍の潜水艦24隻の位置や艦名が特定された。調査していた浦環(うらたまき)・東京大名誉教授らの研究チームが7日、水中ビデオの映像などを公表した。当時世界最大だった「伊402」(全長約120メートル)や、広島と長崎に落とされた原子爆弾の部品を運んだ米重巡洋艦を撃沈した「伊58」など、海底に眠る潜水艦の全容が明らかになった。

 研究チームは5月、音波で水深約200メートルの海底に散らばる船影を確認。8月には無人潜水機を使って撮影し、特徴などから艦名を特定していった。5月に二つに折れた船体が海底に垂直に刺さった状態で見つかった船影は今回、「伊47」と判明。そこから約1キロ離れた場所に艦尾を上にして斜めに突き刺さった状態で「伊58」が見つかった。

 米軍は終戦後の1946年4月、旧日本軍の潜水艦技術が旧ソ連に漏洩(ろうえい)するのを懸念し、24隻を五島列島沖に海没処分したという。研究チームは、今回の調査で得られたデータから潜水艦が沈む約6平方キロの海域全体をコンピューター上で詳細に再現する3次元マップを作成して公表するほか、特定の船体を引き揚げることも検討している。

(朝日新聞デジタル 2017年09月07日 11時54分)
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