これからの経済

育児の対価は「年収237万円」 意識調査で明らかに

0円とした人のうち「イクメンだと思う」人の割合は?

2017年09月14日 10時41分 JST | 更新 2017年09月14日 10時42分 JST

育児を年収に換算すると237万円――。

明治安田生命が9月13日、育児に関する意識調査を発表した。0〜6歳児の育児に対して給料がもらえるとしたら、年収ベースでいくらになるかなどを聞いたところ、全体の平均額は約237.5万円となった。

このうち、「0円」と答えた人が、女性の3.3%に対して男性は11.5%と、大きな差があった。

明治安田生命
明治安田生命「子育てに関するアンケート調査」より

調査は子供がいる20〜50代の既婚男女に対し、8月9日〜14日にインターネットで実施。有効回答は1032人だった。

最も多かった回答は「100万円〜300万円」で、全体の38.2%を占めた。男女別の平均は、男性が約236万円、女性が約238万円だった。

「0円」と回答した人のうち、自身を「イクメンだと思わない」と評価した人は66.1%に上った。明治安田生命は、「日ごろの育児への意識や協力度合いの低さから育児の大変さが理解できず、『0円』の回答につなが っているのかもしれません」などと分析している。

一方、「500万円」より高い年収を回答した人は、男性が8.4%と女性の3.7%を大きく上回り、育児を高く評価している男性の姿も垣間見られた。

明治安田生命チーフエコノミストの小玉祐一氏は、平均金額が男女ともに240万円程度となったとことについて「単純比較はできませんが、これは保育士の平均給与との比較ではやや低い」とコメント。平均額に大きな差はなかったが、男女の回答分布が大きく違うことについて、「『イクメン』増加の裏で、男性の間に育児労働を軽んじる風潮も根強く残っている可能性が伺えます」などと指摘した。