政治

Jアラートに意味あるの?再び論争に ホリエモン「さっさとやめるべき」

北朝鮮の弾道ミサイル発射で。「爆風による死傷も多いので、屋内で窓のない部屋に入ることは大きな意味がある」の意見も。

2017年09月15日 15時06分 JST | 更新 2017年09月15日 15時19分 JST

内閣官房

9月15日早朝、北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過した。全国瞬時警報システム「Jアラート」が発射情報を発信したのは、午前7時。その7分後に上空通過を伝えた。避難の対象となった地域は北海道~北関東の12道・県だった。

一方、消防庁の発表によると、北朝鮮から午前6時57分ごろに発射されたミサイルが日本の領域に侵入したのは午前7時4分ごろ。そして、午前7時16分ごろ、襟裳岬の東約2000キロに落下した。前回より速くなったとはいえ、Jアラートが発信されてから上空通過までは7~9分程度しか時間がなかった。


Jアラートに対する改善要望を受けて、今回のJアラートでは文言を変更し「北朝鮮からミサイルが発射されたもようです。建物の中、または地下に避難してください」と伝えていた。

しかし、警報が発信された北海道釧路市で15日朝に取材していたテレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」などでは、「避難していた人は『確認出来ていない』」と報じていた。

また、Twitter上でも、「釧路で早朝に開いてる建物店なんてそうそう無いし、早朝に外にいたらどうしようもないよ。 避難たって家にいるしかないし。地下なんてないし」、あるいは「短時間で避難とか無理だろ」などとその効果を疑問視する声も散見された。

前回のミサイル発射時に苦言を呈していたホリエモンこと実業家の堀江貴文氏も「さっさとJアラートやめるべき」と再び疑問をツイートした。

一方、民進党の枝野幸男衆院議員は、元外交官でヨルダンやシリアなどに駐在経験のある同僚議員の話として「爆風による死傷も多いので、屋内で窓のない部屋に入ることは大きな意味がある」と伝えている。

また、危機管理が専門の青森中央学院大学教授の大泉光一氏は、Newsポストセブンに対して、イスラエルでは短時間でできる防衛術が周知されているとの事例を紹介。「"地面に伏せて頭を守る"という避難法です。シンプル過ぎて無防備に見えるかもしれませんが、致命傷を免れる確率は高まります」と話している。

総務省は、6月22日、中央省庁が事業の効果を確認する「行政事業レビュー」の中で、Jアラートの運用について議論している。その中では、有識者6人中5人が「一部改善すべき」と判断した

情報が伝わっているか、住民がどう避難したかについての状況を調査していないことから、Jアラートの効果を判定するための基準を設定する必要があるなどの意見が出された。