セレーナ・ゴメス、親友から腎臓移植を受ける 「これ以上ない贈り物」

全身性エリテマトーデスを患っていることを公表していた。

歌手のセレーナ・ゴメス(25)が9月15日、自身のInstagramを更新し、全身性エリテマトーデスの治療のため夏に腎臓移植を受けたことを発表した。

セレーナはInstagramで、親友で女優のフランシア・ライサがドナーになったことを明かし、ふたりが病室で手を繋ぎ微笑み合う写真も投稿した。フランシアに対して、「私のために犠牲になってくれた」と感謝の思いを綴っている。

ファンのみなさんの中には、夏の間、私がとても誇りを持っている新曲の宣伝を全然していないことを疑問に思った人もいると思います。

私は、全身性エリテマトーデスの治療のために腎臓移植を受ける必要があることを知り、今回復に向かっています。腎臓移植は、健康を保つために必要でした。

もうすぐ、私がここ数カ月で経験したことを伝えるのを心から楽しみにしています。それまでは、私の家族と治療にあたってくれた医師団のみなさんが、手術前から今に至るまで、私にしてくれたことすべてに心から感謝したいと思います。

最後に、私の美しい友人フランシア・ライサへの感謝は言葉では表せません。彼女は腎臓を私に寄付してくれて、これ以上ない贈り物をくれて、私のために犠牲になってくれました。私は信じられないほどに恵まれています。私はあなたのことをとても愛しています。

この投稿には19日時点で920万回以上の「いいね!」がついており、大きな反響を呼んでいる。

フランシア・ライサとセレーナ・ゴメス(2014年撮影)
フランシア・ライサとセレーナ・ゴメス(2014年撮影)
Getty Images for Unlikely Heroes

全身性エリテマトーデス(SLE)とは、自分に抗体ができてしまう自己免疫疾患のひとつ。セレーナは2015年10月、全身性エリテマトーデスを患っていることを公表した。

発熱、全身倦怠感などの炎症を思わせる症状と、関節、皮膚、そして腎臓、肺、中枢神経や内臓など、様々な症状が一度にもしくは経過とともに生じる。

原因は今のところわかっていないが、免疫の異常が関係するとみられている。日本では、難病にも指定されている。ロイターによると、アメリカ人の患者は現在約150万人。15〜44歳の女性が多いという。

セレーナは治療に専念するため2016年8月30日、芸能活動を一時休止すると発表。2016年のピープル誌の独占インタビューでは、「不安障害やパニック障害や、うつも、SLEの症状のひとつであると分かり、それらの症状だけでも本当に大変です」と心境を語っていた。

2016年11月20日に開催されたアメリカン・ミュージック・アワードで3カ月ぶりに公の場に登場し、その後は徐々に活動を再開させている。

注目記事