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「この格好だと襲われてもおかしくないですか?」フランスの女子大生が番組内で体当たりの実験

「性暴力と服装」めぐる固定概念は、いまなお根強いことがわかる。

2017年10月02日 13時34分 JST | 更新 2017年10月02日 13時34分 JST
M6

「レイプ被害を受けるのは君たちのような女性だけだよ」「俺なら襲う可能性大」「性暴力があるのはあなたたちのような女性がいるから。彼女がどんな格好をしているか見てごらん」。

セクシュアルハラスメントに関する街頭実験を行った4人の若い女性は、これほど手ひどい反応が返ってくるとは思っていなかったに違いない。

10月1日にフランスのテレビ局「M6」で放送された番組内で、女性が日常的に受ける街中や仕事場でのセクハラ、さらには性暴力に関する特集が組まれた。

このドキュメンタリー番組のなかでもっとも示唆的だったのが、各々異なる服装をした4人の女子大学生を街頭に立たせた実験企画だ。彼女たちはそれぞれこう書かれた紙をもっている。「私の服装は襲われてもおかしくないものですか?」。通行人は「イエス」と思った女性の体にポストイットを貼ることができる。

複数の男性が、4人のうちへそ出しキャミソールを着た女性は、かなり肌を露出しており自らトラブルを誘っているように見えると判断した。この評価はその場にいた何人かの女性たちの怒りを買い、そう思わないよう自制するのは男性側の役目で、女性がファッションの選択肢を狭める必要はないと反論した。とはいえ他の女性たちは、このキャミソールは街中での適切な服装ではないと考えた。

2016年にも、9人の女子大学生が同様の実験をフランス中部・ディジョンの街頭で行っていた。当時の反応も同じように辛辣なものだった。「彼女たちは挑発してるし、誘ってる」「みだりに男心を誘ってはいけない」「あれだと襲われてもおかしくないね」......

性暴力を受けた被害者に対して、その時どんな服装をしていたのかという質問はあまりにもしばしば投げかけられる。これにはもっと違う格好をしていたら被害に遭わなかったのではないかと、彼女たち/彼らを暗に非難する気持ちが込められている。

最近ではこうした固定概念を打ち破るべく、アメリカ・カンザス大学が性暴力と服装の関係を問う展覧会を行っていた。

外傷性記憶と被害者学を研究するフランスの団体が2016年に行った調査では、質問された人のうち27%が「レイプの被害者が挑発的な服装をしていた場合、加害者の責任は軽減される」と考えている結果が出ていた

ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。