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内村航平を襲った前距腓靱帯の不全断裂 どんなけが?

骨に異常はなく、全治2〜3週間と診断されました。

2017年10月04日 11時03分 JST | 更新 2017年10月04日 20時00分 JST

体操の世界選手権・男子予選で左足首を痛めて途中棄権し、個人総合7連覇を逃した内村航平選手(28)。

Jiji
男子予選。平行棒演技を終えて左足首の状態のチェックを受ける内村航平(左、リンガーハット)=2日、カナダ・モントリオール 

日本体操協会は10月3日、現地カナダでの診察の結果、左足の前距腓(ぜんきょひ)靱帯の不全断裂で全治2〜3週間と診断されたと発表した。時事ドットコムなどが報じた。

「前距腓靭帯」「不全断裂」といった聞き馴染みのない言葉が並ぶが、一体どんなけがなのか?

日本整形外科学会によると、「前距腓靭帯」は足首の外側に位置する靭帯。捻挫のほとんどは足首を内側にひねるのが原因で、この靭帯を損傷するケースがもっとも多いという。

日本整形外科スポーツ医学会

Weblio辞書によると、「不全断裂」は一部が切れることで、主に筋肉や腱などについて言うことが多い。完全に切れてしまった場合は「完全断裂」と呼ばれる。

つまり、内村選手のけがは、左足首を内側にひねるなどして負担がかかったことで、外側の靭帯の一部が切れたという症状とみられる。

病院での磁気共鳴画像化装置(MRI)やレントゲンに検査の結果、骨に異常はなく、手術も必要ない。同協会の水鳥寿思・男子強化本部長は、「(予想より重傷ではなく)ほっとしている。もう少しかかると思っていた」と話した

内村選手は、個人総合2種目の跳馬で、着地の際に左足を負傷。次の平行棒の演技に臨んだが、足への負担が大きく、その後の種目を棄権した。引き続きチームに帯同する。