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銃の改造装置を「規制すべき」 全米ライフル協会が異例の声明

銃規制に反対してきたが、ラスベガス銃乱射事件にはさすがに…

2017年10月06日 14時39分 JST | 更新 2017年10月06日 14時44分 JST
George Frey / Reuters
銃乱射事件で使用されたとみられるバンプストックと半自動ライフル

アメリカのラスベガスで発生した銃乱射事件で、アメリカ最大の銃のロビー団体「全米ライフル協会」が10月5日、容疑者がライフルに取り付けていた連射を可能にする装置について「規制すべき」とする声明を発表した。同協会は銃規制にこれまで強く反対しており、こうした声明は異例だ。CNNなどが報じた。

死亡したスティーブン・パドック容疑者は、10月1日、ホテルの部屋から野外コンサート会場に対して約10分間にわたって銃を連射。58人が死亡、527人がけがを負った。自宅やホテルの部屋から42丁の銃が押収され、そのうち12丁が連射できるように改造されていたという。

改造で使用されていたのは「バンプストック」という装置。銃自体の反動を利用するこの装置を取り付けた半自動ライフルは、まるで機関銃のように、1分間に数百発の銃弾を発射できるようになる。

ニューヨークタイムズが分析した現場で撮影されたビデオによると、10秒間に約90発の発射があった。

ライフル協会はアメリカの当局に対し、「これらの装置が、連邦法に適合するものかどうか、すぐに見直すべきだ」と勧告。半自動の銃器を全自動式に改造できる装置には、追加の規制が課されるべきと考える」と表明した