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民進党の前議員、どの党から出馬? ⇒ 希望の党52人、立憲民主党15人、無所属22人【UPDATE】

前原代表、野田元首相ら、多くの実力者は無所属に

2017年10月07日 15時36分 JST | 更新 2017年10月10日 08時37分 JST
時事通信社
運命が分かれた民進党の前議員。左から「希望の党」の細野豪志氏、「立憲民主党」の枝野幸男氏、無所属の前原誠司氏

小池百合子氏が率いる「希望の党」への合流を決めた民進党だが、小池氏らによって公認候補は選別され、運命が分かれる結果となった。

民進党は衆院選候補者を立てない方針だが、そうなると10月10日に公示される衆院選では、解散前に民進党に所属していた前議員は、どの政党から出馬するのか。ハフポスト日本版では9日現在で判明している88人の動向を、各党の発表や公式Twitterなどを元にまとめた。

すると、全体の59%に当たる52人が「希望の党」に合流し、公認候補として出馬することが決まった。その一方で、同党の選別方針に反発した枝野幸男氏が立ち上げた立憲民主党の参加者は15人(全体の17%)に留まった。

無所属での出馬は22人(全体の25%)で、立憲民主党よりも多い人数となっている。

■「希望の党」=保守系が目立つ52人 細野豪志氏、玉木雄一郎氏ら

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新党「希望の党」の結党記者会見で、あいさつする細野豪志元環境相(右から2人目)=9月27日、東京都新宿区

民進党前職の候補者が最も多かったのは、「希望の党」だ。公認候補202人中、民進党の前議員は52人だった。

「希望の党」結党から参加していた細野豪志・元環境相のほか、民進党の幹事長を務めた大島敦氏、国会質問で目立っていた玉木雄一郎氏らが入っている。旧「維新の党」出身者など保守系の候補者が多い傾向だ。

自民党出身の若狭勝氏など他党出身の前議員は4人に留まった。

■「立憲民主党」=リベラル派中心の15人 枝野氏、菅元首相ら

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立憲民主党の衆院選1次公認候補を発表する枝野幸男代表(右)。左は福山哲郎幹事長=10月6日午後、東京・永田町の参院議員会館 

一方、「希望の党」が公認を決める際に、民進党前職を選別する方針に反発した枝野氏が立ち上げた立憲民主党は、どうだろう。第一次公認を見ると民進党前職は14人。「希望の党」の4分1程度に留まった。

菅直人・元首相、ミスター年金と呼ばれた長妻昭・元厚労相、幹事長代行の辻元清美氏らがメンバーに加わった。

赤松広隆氏ら旧社会党出身者も多く含まれており、民進党内のリベラル派が中心だ。

■「無所属」=意外と多い22人 前原代表、野田元首相ら実力者も...

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無所属で出馬する民進党の前議員。左から野田佳彦・元首相、岡田克也・元代表、原口一博・元総務相

調べて意外だったのは、どの党の公認も受けずに無所属で出馬する候補者の多さだ。各社の報道を元にまとめたところ、22人に上った。これは立憲民主党に参加した前職の2倍近くになる。

民進党の前原誠司代表のほか、野田佳彦・元首相、安住淳・元財相ら実力者の多くが、無所属での出馬となった。「希望の党」との公認調整を行っていた玄葉光一郎元外相も「公認に漏れた方々の立場を考えた時、非常に心苦しい」として、無所属で出馬する。

「希望の党」公認だった原口一博・元総務相も7日、「もうこれ以上、妥協して当選しても何の恩返しにもなりません」として、無所属で立候補する意向をTwtterで明かした

「希望の党」の公認が得られなかったり拒否したが、かといって枝野氏が率いる立憲民主党にも参加したくないという民進党前職が、無所属候補者の一定のボリュームになっているようだ。彼らが当選後、どの党に所属するのか注目される。

■民進前職の公認政党別の一覧(10月9日調べ)

希望の党(52人)

▽北海道2区=松木謙公 ▽青森1区=升田世喜男 ▽岩手1区=階猛 ▽秋田3区=村岡敏英 ▽山形2区=近藤洋介 ▽福島4区=小熊慎司、同5区=吉田泉 ▽茨城1区=福島伸享 ▽群馬1区=宮崎岳志、同2区=石関貴史 ▽埼玉1区=武正公一、同6区=大島敦、同7区=小宮山泰子、同10区=坂本祐之輔、同14区=鈴木義弘 ▽千葉1区=田嶋要、同8区=太田和美、同9区=奥野総一郎 ▽神奈川9区=笠浩史、同14区=本村賢太郎、同16区=後藤祐一、同17区=神山洋介 ▽東京3区=松原仁、同8区=木内孝胤、同15区=柿沢未途、同21区=長島昭久 ▽長野3区=井出庸生 ▽岐阜4区=今井雅人▽静岡5区=細野豪志、同6区=渡辺周 ▽愛知2区=古川元久、同4区=牧義夫、同9区=岡本充功、同11区=古本伸一郎、同13区=大西健介 ▽滋賀2区=田島一成 ▽京都3区=泉健太、同4区=北神圭朗、同6区=山井和則 ▽兵庫1区=井坂信彦 ▽奈良1区=馬淵澄夫 ▽和歌山1区=岸本周平 ▽岡山2区=津村啓介、同4区=柚木道義 ▽香川1区=小川淳也、同2区=玉木雄一郎 ▽愛媛2区=横山博幸 ▽福岡9区=緒方林太郎 ▽佐賀2区=大串博志 ▽熊本1区=松野頼久▽大分1区=吉良州司 ▽比例代表東北=寺田学

立憲民主党(15人)

▽北海道3区=荒井聡、同6区=佐々木隆博 ▽埼玉5区=枝野幸男 ▽神奈川1区=篠原豪、同6区=青柳陽一郎、同12区=阿部知子 ▽東京6区=落合貴之、同7区=長妻昭、同16区=初鹿明博、同18区=菅直人 ▽新潟1区=西村智奈美 ▽愛知3区=近藤昭一、同5区=赤松広隆 ▽大阪10区=辻元清美 ▽岡山1区=高井崇志

無所属(22人)

▽北海道8区=逢坂誠二 ▽宮城5区=安住淳 ▽福島1区=金子恵美、3区=玄葉光一郎 ▽栃木2区=福田昭夫 ▽千葉4区=野田佳彦 ▽神奈川8区=江田憲司 ▽山梨1区=中島克仁 ▽静岡3区=小山展弘 ▽長野1区=篠原孝 ▽愛知7区=山尾志桜里、8区=伴野豊、12区=重徳和彦 ▽三重1区=松田直久、2区=中川正春、3区=岡田克也 ▽新潟2区=鷲尾英一郎、同3区=黒岩宇洋、同4区=菊田真紀子 ▽京都2区=前原誠司 ▽大阪11区=平野博文 ▽佐賀1区=原口一博

【訂正・更新】当初、無所属のリストに入っていた鈴木庸介(新人・無所属)、塩村文夏(新人・無所属)、落合貴之(立憲民主党)の3氏をリストから外しました。また、神奈川6区の青柳陽一郎氏が立憲民主党から出馬すると発表したので加筆。希望の党の人数を51人から52人に修正しました(2017/10/09 21:35)。

【参考記事】

希望の党・第1次公認リスト(192人)
希望の党、9人を2次公認 1次の2人は取り消しで計199人に
樽床氏ら3次公認=希望【17衆院選】
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