細野豪志氏、民進党の再結集は「あり得ない」

小川敏夫氏は選挙後に再合流をいう考えを示したが…
細野豪志氏(September 27, 2017)
細野豪志氏(September 27, 2017)
Issei Kato / Reuters

希望の党の細野豪志・元環境相は10月15日放送の「新報道2001」(フジテレビ系)で、「我々は新しい党をつくって選択肢を示したわけです。(希望から)元の民進党に戻るのはあり得ません」などと述べ、民進党への再集結を否定した。

「再集結」報道の発端は、民進党参院議員の小川敏夫氏の発言だ。小川氏は12日、立憲民主党の候補者の応援演説で、「民進党は不滅です。この選挙が終わったら、これまで一緒にやってきた民進党を大きな軸として、しっかりと結集して安倍自民党政権、絶対に打倒する」などと述べ、選挙後には希望の党や立憲民主党に分裂した候補者に呼び掛けて、民進党として再結集するべきだという考えを示した。

これに対して立憲民主党の枝野幸男・元官房長官は「民進党の今後については残った皆さんが独自に判断されること。選挙が終わったから元のさやに戻るという話ではありません」などとツイート

また、民進党の前原誠司代表も記者団に対し、「一部報道で『民進党再結集』のような話がありますが、これほど有権者を愚弄した話はないと思います」「民進党再結集なんてことは絶対にやってはならないことだ」などと述べた

細野氏は番組で「我々は安全保障とか憲法とか基本的な考え方を、一致ができるメンバーだけでやろうということで、しっかり協定書にサインしていただいた上で臨んでいます」となどと発言し、希望の党に参加しなかったメンバーとは、考え方が違うことを強調した。

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