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9歳の女の子、父が焼いたパンケーキを食べて亡くなる アレルギー反応で

娘と同じような目を合わせたくない。両親が始めたキャンペーンとは…

2017年10月16日 16時54分 JST | 更新 2017年10月18日 10時38分 JST
JustGivingより

9歳の女の子ナイニカ・ティクーさんが、父親が作ったパンケーキを食べて、アレルギー反応を起こし亡くなった。英メディア「インディペンデント」などが複数のメディアが10月12日に報じた。

もともと乳製品にアレルギーを持っていたナイニカさん。5月20日の朝、ロンドン市内の自宅で、父親が作った乳製品を含まないパンケーキにブラックベリーを足して欲しいと頼んだという。

パンケーキを一口食べるとそのまま顔を真っ青にして倒れ、心停止を起こした。脳死状態に陥ってしまった彼女に対して、家族が延命措置をしないと決断。彼女は25日に息を引きとった。

メトロによると、ナイニカさんは小さい頃から乳製品を含む数々のアレルギーとぜん息を持っていたという。9年間、両親が注意していたものの、深刻なリスクを持つようには見えなかったため、専門家に詳しいアドバイスを求めたりもしてこなかった。

最初の大きな発作が、彼女の命を奪うことになってしまった。

母親は当時を振り返り「何が待ち受けているかも知らず、父も娘も慌ただしく、乳製品フリーのパンケーキを準備していた」と綴っている

両親はナイニカさんを看取る直前に、彼女がブラックベリーに対してアレルギーを持っているかのテストを実施し、軽度のアレルギー反応を確認した。しかし医師は(死に至った)発作はブラックベリーが原因とは考えにくく、おそらく乳製品が何か作用したのではないかと話したという

母親によれば、確かにパンケーキは乳製品を含まないものであり、家には乳製品を含むものを一切置いていなかったという。「パンケーキの材料に不純物が含まれていたのかもわからないし、直接原因が何であったかは結局わからないままだ」と語った

Facebookより
「Nainika Tikoo Memorial Foundation for Allergy Care & Brain Research」Facebookページより

ナイニカさんが亡くなった後、両親は寄付サイト「JustGiving」で、子どものアレルギーに対する認知を高めることを目的としたキャンペーンを立ち上げた。

寄付を呼びかけるにあたり、母親は以下のようにつづった。

"イギリスでは3人に1人の子供がアレルギーに悩んでいます。その全員に時に死さえも引き起こす深刻なアレルギー反応が襲いかかる可能性があります。ナイニカの父も母である私も、この恐ろしい出来事に恐れおののいていますが、せめて、イギリスにおけるアレルギー研究や取り組みに少しでもお役に立てればと思っています。"

"この世には、まだまだ出来ることも足りてないことも多いけれど、あなた方からの支援は本当にありがたいものです。そして何よりも、あなた方の手助けでアレルギーに関する認知が広がれば、また命を救うことができるのです。"

呼びかけには、約1万4000ポンド(日本円で約208万円)の支援が集まり、10月14日にナイニカさんの母親がイギリスのチャリティ基金「Allergy UK」に最初の寄付をしたと報告した